石川県のおいしい「回転寿司」
石川県は日本海に面し、新鮮な海の幸に恵まれています。また、冬の降雪量が多く、春に溶けた雪がおいしい水になり、田んぼに入っておいしいお米を作ります。魚・水・米がそろった石川県は、おいしい回転寿司が多いことで有名で、県内には全国で評判の店がたくさんあります。回転寿司に欠かせないレーンを作るトップ企業が県内にあることも、回転寿司が発展した理由の1つです。
寿司店には注文して握ってもらう店もありますが、回転寿司店では、注文をしなくても、皿に乗った寿司がレーンで客席に運ばれてきます。ぐるぐる回ってくるいろいろな寿司皿の中から、食べたい皿を自分で取って自由に食べることができるのです。一般の寿司店よりも値段が安く、一皿の料金が皿の色で決まっていて料金の計算も簡単です。好きな寿司をお腹いっぱい食べたいときは、回転寿司がおすすめです。
一般の寿司店と同じように、握りたてを注文することができるのも回転寿司の魅力です。
石川県には新鮮な海の幸がいっぱい!
石川県沖の日本海は、南からの暖流と北からの寒流が交わり、たくさんの魚が回遊しています。魚のえさとなるプランクトンも多いため、石川県の魚は脂がのっておいしいと評判です。
冬の味覚の王様「カニ」や、市場でおどろくほどの高値がつく高級魚「ノドグロ」など、石川県では一年を通じて良質な魚介が水揚げされます。とれたての旬の魚介は回転寿司にもふんだんに使われ、季節ごとに変化に富んだメニューを楽しめます。
石川県金沢市にある「近江町市場」では、近くの漁港でとれた新鮮な魚介を買うことができます。地元産の米や塩、しょうゆなど、石川県の名産品も並び、観光客にも人気です。
市民の台所として親しまれる「近江町市場」。約170もの店が並び、地元でとれた新鮮な食材を使った絶品グルメを味わえる名店もあります。
キラキラでかわいい!石川県の金箔寿司
回転寿司はメニューが豊富です。寿司以外にも、からあげやうどん、ポテトフライから、ケーキ、アイスクリームといったデザートまで、サイドメニューもびっくりするほど充実しています。また、石川県には「金箔」を使った珍しい寿司もあります。金沢で有名な「金箔」とは、金を紙のように薄く伸ばしたものです。多くは工芸品に貼って使うものですが、食べることもできます。
回転寿司の「金箔のせ」は、石川県ならではの華やかな一品です。
茶碗蒸しやプリン、からあげ、地元の野菜を使った一品など、サイドメニューも充実しています。
石川県は、江戸時代(1603~1868年)には「加賀百万石」と呼ばれ、豊かな富を築いていました。その豊かさは、建物や着物、器や金箔などにも表れ、美しく優雅な文化が育まれました。この文化は今でも石川県の生活に根づいています。
食文化もその例外ではなく、おいしいうえに見た目も美しい料理が多いことで知られています。石川県を訪れたら、加賀藩から続く伝統文化を感じながら、この土地ならではの華やかな回転寿司をぜひ味わってみてください。