2023 NO.34
contents
大豆はさまざまな形に加工され、日本の食卓を彩る。古くから食べられてきた食品から、味や見た目、食感を再現した新しい「もどき」食品まで、低カロリーでヘルシーな大豆のバリエーション。
赤カブの漬物「すんき漬」から発見された植物由来の乳酸菌を使って発酵させた豆乳製のヨーグルト(写真提供=マルサンアイ株式会社)
煮た大豆のしぼり汁(豆乳)に、にがりなどの凝固剤を加えて固める。シンプルに味わうなら、薬味と醬油をかけるだけの冷や奴(写真)や、昆布だしで温めた湯豆腐がいい
火を通した大豆に納豆菌を加え、発酵させた健康食品。独特な香りと粘りが特徴で、日本の朝食の定番メニューだ
豆乳を煮立て表面にはった薄い膜を掬い上げたもの。わさびと醬油をつけてそのまま食べたり、乾燥させて保存性を高めて使ったりする
大豆由来の植物性たんぱく質を使用したパティをはさんだ野菜バーガー。パティには大豆独特の香りを消すためにしいたけエキスを加えるなどの工夫がなされている(写真提供=株式会社モスフードサービス)
大豆を主原料とした代替肉で、焼肉の牛カルビ肉のような味と形状に仕上げられている。脂質は通常のカルビの約8分の1(写真提供=ネクストミーツ株式会社)
大豆として収穫する前の、夏に旬を迎える緑の若い大豆を枝豆と呼ぶ。調理はそのまま塩水で茹でるだけ。香りがよくておいしく、かつヘルシーな酒肴として不動の人気を誇る
大豆を50%配合した麵。通常の小麦粉の麵に比べ、糖質は約40%以下、たんぱく質は3倍以上。パスタやラーメンのように調理できる(写真提供=キッコーマン株式会社)
豆乳100%でつくられたヘルシーなチーズ風商品。食感や質感はもちろんのこと、熱すると溶けるというチーズの特性も再現している(写真提供=相模屋食料株式会社)
薄く切った豆腐を揚げたもの。醬油や酒、砂糖などで甘辛く煮て、酢飯を詰めた「いなりずし」(写真)にしてよく食べられる
大豆を炒ってから挽き、粉にしたもの。砂糖を加え、菓子に用いる。甘いきなこをかけるきなこ餅は、ポピュラーな餅の食べ方のひとつ
米の形そっくりにつくられた大豆加工食品。ご飯としてそのまま食べるだけでなく、炒めてピラフやチャーハンにしてもおいしい(写真提供=フジッコ株式会社)
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