
2023 NO.35
Menu踊れ、ニッポン!
日本の無形文化遺産
風流踊
2022年にユネスコの無形文化遺産に登録された「風流踊」。
「風流」とは、もともと上品で優雅なものを意味する言葉だったが、やがて華やかに装って大勢で踊る群舞を指すようになった。日本各地に今も脈々と伝わる、味わい深い踊りの数々を紹介しよう。
寒水の掛踊
岐阜県郡上市
寒水地区にある白山神社で300年以上続く例祭に奉納される。シナイと呼ばれる竹製の花飾りを背負い、太鼓や鉦を打ちながら踊りまわる。面をつけたり、花笠をかぶったりと、踊り手のいでたちもさまざま(写真=郡上市観光連盟)