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日本でひとやすみ

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大都会でお昼寝しよう

多くの人が行き交い、慌ただしい時間が流れるまち・東京に、日中でも横になって休める場所があるのをご存じだろうか。
遊びや観光に疲れた体を癒してくれる、意外なお昼寝・休憩スポットをご紹介。

泊まれる本屋

日本にはマンガの読めるカフェ(マンガ喫茶)が多数あるが、ここはその最新型。寝ながらマンガを楽しめる、読書をコンセプトとした宿泊施設だ。日中に1時間だけの利用も可能。マンガだけでなく、雑誌や書籍など、ラインナップが豊富なのもうれしい。

マンガのページが吊るされた「BOOK AND BED TOKYO新宿」の店内(写真上)。本棚の中にベッドが組み込まれている
(写真=栗原 論)

寝そべって眺めるプラネタリウム

横になりながら、最新鋭の光学式プラネタリウムが映し出す星空を鑑賞。音楽やアロマの香りに包まれるプログラムもあり、心も体も癒される。

最新鋭の機器で約40万個の星を映し出す、「コニカミノルタプラネタリウム満天」

くつろぎの温泉施設

疲労回復に効くとされるさまざまなお湯を使ったお風呂から、サウナ、岩盤浴、食事まで、リラクゼーションのすべてが揃った公衆浴場。もちろん、お風呂上がりに昼寝をしたっていい。

浮世絵師・葛飾北斎ゆかりの地に建つ「両国湯屋江戸遊」。浴場の壁画には北斎の富士山が描かれる

都心の森で羽を伸ばす

東京の街中には、実は緑豊かな自然に溢れる公園が多い。開園から100年以上の歴史を持つ新宿御苑もそのひとつ。天気の良い日は公園の芝生で大の字になり、空を眺めるのも気持ちいい。

木々の向こうに高層ビル群を仰ぎ見る、「新宿御苑」(写真=栗原 論)