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2021 NO.30
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ニッポンみやげ
技の進化を持ち歩く
折りたたみ傘
折りたたみ傘は、傘の骨の部分を折りたたんで小さくし、鞄などに入れて携帯できる便利なグッズだ。雨の日に傘をさす習慣を持つ人が多い日本では、急な雨にも持っていると安心であることから人々に愛用されてきた。
サイズは重さ100gをきる超軽量のものから、折りたたんだ際の薄さが3cm以下になるスリムなものまであり、色調も多彩で選ぶのが楽しくなる豊富なラインナップが取り揃えられている。
傘の骨の本数は6本や8本のものが多いが、骨の本数を多くすることで、耐風性を強化した丈夫なタイプのものも中にはある。骨の数が多くなると和傘のような印象になるため、デザイン性にこだわったものもみかけられる。
日本人女性の多くは、夏の日中に日傘をさす。これは日焼け防止が主な目的とされてきたが、近年では熱中症対策の心強い味方として、その価値が見直されている。素材は紫外線の他に熱や光を遮る効果が強化されており、撥水加工もほどこした晴雨兼用のものが主流だ。
雨の日も晴れの日も、折りたたみ傘を持って、気分はいつでも晴ればれと出かけたい。
協力:株式会社 SMV JAPAN、株式会社シューズセレクション
骨の本数が多めの12本のタイプ