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2019 NO.28
東京を食べつくす!

東京を味わう一日
東京に来たら、何食べる!? ───首都・東京には、日本の食文化を重層的に取り込みながら進化を続ける美食の都としての顔がある。短期間でこれらすべてを試すのは難しいだろう。それでもぜひ、街や店の雰囲気を含めた「東京での味」を楽しんでほしいと思うのだ。早朝から真夜中まで、東京に暮らすように味わう、一日のご提案。
撮影● 逢坂 聡 写真● PIXTA
左/朝。1日の始まりはクラシックな喫茶店。どの店にもある「モーニング」というセット(コーヒーにトースト、卵、サラダなどがつく)はお得
右/チェーン店が増えているものの、個人経営の喫茶店もまだまだ健在(左・右 それいゆ)
左/ごはんにおかず、味噌汁という日本の伝統的な朝食の献立は、ファミリーレストランや定食屋でも「朝定食」としてメニューに
右/ごはんを、漬け物などの具材と握った「おにぎり」は、箸を使わず食べられる日本のファストフード。コンビニエンスストアに多数揃うが、米や具材にこだわった専門店のおにぎりは一味違う
左/街角や駅にたくさんある「立ち食いそば」も朝食にうってつけ。そばができてから、食べ終わるまで5分もかからない。エビの天ぷらをのせた「天ぷらそば」なら、ボリュームも申し分なし
右/コンビニエンスストアには、注文を受けてから豆を挽いて淹れる自動のドリップ機がある。ワンコインで本格コーヒーが楽しめる
左/ランチには、西洋料理を米食に合うようアレンジした「洋食」。ケチャップで味つけしたごはんを、薄焼き卵で包んだ「オムライス」は老若男女に愛される
右/醬油味のタレをからめた牛ヒレ肉がごはんにのった「ステーキ丼」。食べやすさ・量ともに昼にちょうどいい(左・右 黒船亭)
左/3時には、和菓子と煎茶でほっとひと息。桜の咲く春の山を映した生菓子を目で味わった後、程よい渋味とうま味が絶妙に調和した煎茶とともにいただく(とらや赤坂店)
右/うるち米をのばして焼き、醬油を塗った「せんべい」は腹持ちがいい庶民のおやつ。東京の下町や商店街には専門店が多く残る(大黒屋)