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2025 NO.38

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にっぽん地図めぐりにっぽん地図めぐり

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日本各地の宇宙スポット

迫力満点の星空を眺めたり、宇宙飛行士になって無重力を味わったり。
はるか彼方に広がる宇宙が、ぐっと身近に感じられる。

1 北海道 2 茨城 3 東京 4 東京 5 岐阜 6 石川 7 鳥取 8 福岡

①北海道
旭川市科学館 サイパル

体験型の展示機器が揃う科学館で、無重力状態を体感できる「宇宙ゴマ」(写真)や、月面の重力を疑似体験する「ムーンジャンプ」で、宇宙飛行士の気分を存分に味わいたい(写真=旭川市科学館 サイパル)

②茨城
JAXA 筑波宇宙センター

1972年に開設された、日本の宇宙開発事業を担うJAXAの中核拠点。約53万㎡の広大な敷地に、ロケットや人工衛星の開発・運用を行う施設が集結する。純国産ロケット「H-Ⅱ」の試験用機体(写真)や、日本初の月探査衛星「かぐや」の実物大の模型を見ることができる(©JAXA)

③東京
千葉工業大学
東京スカイツリータウン®キャンパス

高さ634mを誇る「東京スカイツリー」に隣接するソラマチ8階にある、ロボットと宇宙関連の先進的な学びの拠点。最先端の技術展示や研究成果を楽しめる体験型施設として一般に開放されている。写真は「はやぶさ2」の実物大模型の展示(写真=千葉工業大学東京スカイツリータウン®キャンパス)

④東京
国立天文台三鷹キャンパス
 

1888年に開設され、1924年に三鷹に移転した日本の天文学研究の中核を担う研究機関。構内に点在する歴史的な観測施設を中心に見学できる。見どころのひとつは「天文台歴史館」に設置されている口径65cmの屈折望遠鏡。今でも屈折望遠鏡としては日本最大だ(写真=国立天文台)

⑤岐阜
ひだ宇宙科学館
カミオカラボ

宇宙から飛来する原子よりはるかに小さい素粒子「ニュートリノ」。その観測装置「スーパーカミオカンデ」の大型模型が展示されている。現物と同じ材料を用いて忠実に再現された壁一面の模型に目を奪われる(写真=ひだ宇宙科学館 カミオカラボ)

⑥石川
宇宙科学博物館
コスモアイル羽咋

空飛ぶ円盤のような外観が特徴的な建物に足を踏み入れると、実際に宇宙から帰還した宇宙船や探査機を目にすることができる。なかでも、日本初の実用ロケットエンジン「LE-5」は必見だ(写真=宇宙科学博物館コスモアイル羽咋)

⑦鳥取
大山

県内各地で美しい星空が見られる鳥取県は、「星取県」の別名がある。特に、西部にそびえる標高1729mの大山は、絶好の天体観測スポット。季節や時間によって移り変わる星空や、肉眼でもはっきりと見える天の川を背景に、記念撮影をしてみよう(写真=大山観光局主催「大山星空で遊ぶツアー」)

⑧福岡
福岡市科学館

光学式とデジタル式を組み合わせた世界最高水準のプラネタリウム投映機から、直径25mのドームスクリーンに映し出される星空は迫力満点。2026年開催のプラネタリウム国際会議の会場に選定され、世界的にも注目が集まっている(写真=福岡市科学館)