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2025 NO.38

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日本人と宇宙

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宇宙アニメが好き!

壮大な宇宙を舞台に、
さまざまなキャラクターが描かれる日本の宇宙アニメ。
子どもたちに宇宙への夢と憧れを与えてきた作品たちにふれてみよう。

宇宙なんちゃら こてつくん

宇宙飛行士を目指して「宇宙アカデミー」に入学した“こてつくん”が、ロケットの開発者や宇宙食の料理人など、個性豊かな夢を持つ仲間たちと学んでいく姿を描く。個性あふれるキャラクターたちのコミカルなやりとりを楽しみながら、「宇宙はどうやって誕生したの?」「宇宙に匂いはあるの?」といった素朴な疑問にわかりやすく答えてくれる。

©Space Academy /ちょっくら月まで委員会2

宇宙兄弟

30歳を超えてから宇宙飛行士を目指す兄・南波六太と、一足先に夢を叶えて月面に降り立つ弟・日々人。ふたりの努力や挫折を中心に、宇宙へ挑む仲間たちとの奮闘を描く。宇宙航空研究開発機構(JAXA)をはじめとした実在の宇宙開発機関も登場し、昨今のリアルな宇宙開発事情を丁寧に描写。宇宙開発に携わる人びとにもファンが多い。

©小山宙哉・講談社/読売テレビ・A-1 Pictures

銀河鉄道999

松本零士のマンガを原作に、1978~1981年に制作されたSF作品。永遠の命を得られる機械の体を求め、謎めいた女性・メーテルとともに宇宙列車「999号」に乗りこんだ少年・星野鉄郎の冒険を描く。停車駅となる惑星で出会う人びとや生命体との関わりを通して、人間の愚かさや弱さ、生命の尊さが紡がれる。実在の蒸気機関車をモデルとした999号が、汽笛を鳴らして銀河を駆けめぐる姿は、多くの人びとを魅了した。

©松本零士/零時社・東映アニメーション

地球外少年少女

宇宙旅行が当たり前になった2045年が舞台の作品。大規模な事故により宇宙ホテルに取り残された5人の子どもたちが、次々と襲いかかる困難を乗り越え、自力での脱出を目指す。宇宙という極限環境での危機的状況を緊迫感たっぷりに表現する一方、コンビニエンスストアやインターネットが完備された宇宙生活や、AIとの共存に慣れ親しんだ人びとの姿がありありと描かれ、現実味のある未来像として表現されている。

©MITSUO ISO / avexpictures・地球外少年少女製作委員会