リンゴや洋ナシをかたどったメモ「KUDAMEMO」。写真提供＝株式会社ドラフト

思いついたことをさっと書留めたり、誰かにメッセージを伝えたりするときに使う、メモや付箋。デジタルデバイスを使うことが当たり前になった昨今でも、日本の職場や学校では、その活躍の場を失っていない。

使い勝手がいいだけではなく、遊び心を加えられるのも、紙のメモや付箋の面白いところ。たとえば、ピースを切り分けるようにはがせるのが楽しい果物形のメモ。使い続けると紙の断面から彫刻のような複雑な立体が現れるブロックメモは、時間のうつろいを味わうアートのよう。また、かわいいキャラクターが描かれた付箋なら、たとえ書かれた内容が事務的な伝言であっても、受け取った相手の気分を束の間上げてくれるだろう。

やる気を高め、場の雰囲気を和ませるのにも役立つ。ユニークなデザインのメモや付箋は、仕事や勉強に小さな楽しみを与えてくれる名脇役だ。