niponica

2022 NO.32

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木がつなぐ日本の文化

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至高の木造建築

百年、千年の時を超えて、現代に受け継がれる日本の寺社仏閣。
修復と再建を繰り返し、往時の輝きを今に伝える、
木造建築の崇高な美を感じてみたい。

平等院鳳凰堂

11世紀に建立された京都府の寺院。2012年〜14年に行われた修復により、創建当時の鮮やかな色彩が再現された(写真提供=平等院)

瑠璃光寺五重塔

山口県の瑠璃光寺にある、15世紀に建立された高さ約31mの五重塔。大きく反った檜皮葺きの屋根が、優美な佇まいを見せる(写真=PIXTA)

東大寺大仏殿

間口約57m、奥行約50m、高さ約47mと、伝統的木造建築では世界最大級とされる奈良県東大寺の大仏殿。8世紀の創建当初は、間口約86mだったと伝わる(写真=PIXTA)