2017 No.20

召し上がれ、日本召し上がれ、日本

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Japanese Soul Food
おにぎり

写真:アフロ、 アマナイメージズ、 セブン-イレブン・ジャパン

おにぎりは、炊き立てのご飯に、味のついた具を入れ、
手で握って作る食べ物です。古くから親しまれてきた日本の伝統的な、そして今も変わらず人気が続く庶民の味です。

三角形ににぎり、具をのせ、海苔で巻く、典型的なおにぎりの形

おにぎりは、簡単に作れ、作り置きが可能で、持ち運びやすく、また、手づかみでいつでも手軽に食べられることから、古くから旅のお供や弁当として重宝されてきました。一般的なおにぎりは三角形に握られたもので、ご飯の中には梅干しや焼き鮭、昆布、鰹節などを入れ、外側に海苔を巻いたものが代表的です。いまでは、具に肉類を入れたり、チャーハンや赤飯、炊き込みご飯などを握ったり、表面に味噌や醤油を塗って焼きあげたものなど、バリエーションも様々です。デパートの食料品売り場やコンビニエンスストア、スーパーマーケットなどでも数多くの種類が販売されています。場所を選ばず食べられるファストフードであり、日本のソウルフードでもある「おにぎり」を携えて、列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょう。

コンビニエンスストアの店頭には豊富な種類のおにぎりが並ぶ

おにぎりの中には梅干しなど様々な具が入れられる

家庭では炊き立てのご飯を、塩水に浸した手で心をこめて握る