2017 No.20

日本列島 鉄道の旅

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夢の列車旅

写真:中井精也、 マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ

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海に、山に、平野に、峡谷に…
美しい風景を楽しむ列車がある。新しい人生の始まりを乗せた列車がある。土地の味覚を愛で、くつろぎや宴を楽しむ列車がある。ただ目的地に着くことだけではなく、新たな出会いのある「夢の列車旅」にでかけよう。

渡る

本州の岡山県と四国の香川県を結ぶ瀬戸大橋線は、海を渡る大吊り橋を走る。沈む夕陽を浴びて、列車が通過する。車窓からは、きらめく波間をいく大小の船が見えるだろう。

光る

夏のある日、高原列車の窓ガラスに朝日が反射する。

北国の駅では、線路脇に生い茂る木々がつくる緑のトンネルの向こうからローカル列車がやってくる。

北へ

真冬の青森県下北半島。陸奥湾に面した線路をいくローカル列車。車体に凍りついた雪の白さが、この地の風雪の厳しさを物語る。

南へ

「ななつ星 in 九州」は、九州の魅力を世界に発信するクルーズトレインだ。地元の食材をふんだんに使った心のこもった料理と移りかわる車窓を楽しめる。いく先々の土地の人々の温かいもてなしとともに、新たな感動を伴う列車の旅だ。