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2017 No.20
日本列島 鉄道の旅
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夢の列車旅
写真:中井精也、 マシマ・レイルウェイ・ピクチャーズ
郷愁
愛媛県の予讃線下灘駅は、「一度は降りてみたい駅」といわれる。ホームからは、目の前いっぱいに穏やかな瀬戸内海が広がる。とりわけ夕陽の絶景はみごとで、懐かしい風景を求めて、この駅を訪ねる人も多い。
笑顔
日本式の畳敷きの車内にテーブルをしつらえた「お座敷列車」では、車窓を眺めながらの「走る宴会」が始まっている。
九州の西海岸を走る肥薩おれんじ鉄道では、クルーが鐘を鳴らしてレストラン列車「おれんじ食堂」の発車時刻を知らせる。
疾走
東北新幹線の東京〜盛岡間では、北海道の新函館北斗駅をめざす「はやぶさ」と秋田に向かう「こまち」が連結して、みちのくの大地を駆け抜ける。そのスピードは、日本最速の時速320kmだ。