2014 No.12

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街歩きにっぽん街歩きにっぽん

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浅草・向島
お菓子と巡る下町散歩

浅草・向島
「壱番屋」

「壱番屋」の店頭では、職人が焼くできたてのせんべいが食べられる

仲見世を抜け、左手にある五重塔を仰ぎながら浅草寺の境内へ。
正面にある本堂でお参りをすませたら、五重塔の裏手の老舗で、浅草名物「雷おこし」をつくる体験に挑戦してみたい。雷おこしは、蒸して煎った米を飴で固めたお菓子で、歯ごたえとコクのある甘みが特徴だ。自分でつくった雷おこしは、専用の缶に詰めて持ち帰りできるので、いいみやげにもなる。

体験後は、仲見世のにぎやかさを逃れ、スカイツリーを眺めながら隅田川方面へ。隅田川対岸の向島にも、やはり名物のお菓子が多い。サクラの葉でくるまれた甘い餅「桜餅」の店や、色とりどりの「団子」を出す老舗があり、少し足を延ばした亀戸天神横では、発酵させた小麦を蒸した「くず餅」が味わえる。ひんやりした半透明の餅は、もっちりとした弾力があり歯切れがいい。

「お菓子の街」東京を味わいつくした後は、隅田川へ戻って水上バスを利用したい。浅草から東京港まで、隅田川に架かる橋を眺めながら40分の水上散歩が楽しめる。

創業250年「常盤堂雷おこし本舗」での雷おこしづくり体験風景。水飴と砂糖にピーナッツを加えて煮る。
蒸した米を乾かして砕き、煎ったものを混ぜて型に入れ、食べよい大きさに切ればできあがり

材料(上)と、できあがった雷おこし(下)

浅草を流れる隅田川の土手のサクラの葉を塩漬けにし、餡入り餅をくるんで売り出したのが始まりという「長命寺桜もち」

小豆、白インゲン豆、味噌と3種の餡が楽しめる「言問団子」

左/落ち着いた雰囲気の店内で、香ばしいきな粉と黒糖蜜をかけて食べるくず餅は、格別の味わい(船橋屋亀戸天神前本店)
右/隅田川を下る水上バス。東京港までは約40分の水上散歩だ

●交通案内
成田空港から浅草へ、成田スカイアクセス特急で約60分、リムジンバスで約120分。

●問い合わせ
浅草観光.com(英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・アラビア語ほか80言語)
http://asakusa-kankou.com/

すみだ観光サイト(英語・中国語・韓国語)
http://visit-sumida.jp/