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世代せだいを越こえて、日本人にほんじんが愛あいする“ポテサラ”

じゃがいもを使つかった料理りょうりは世界各国せかいかっこくにありますが、あなたの国くににはどんなじゃがいも料理りょうりがありますか?

日本にほんを代表だいひょうする調味料ちょうみりょうである味噌みそや醤油しょうゆをはじめ、どんな調味料ちょうみりょうとも相性あいしょうが良よいじゃがいもは、日本にほんでも様々さまざまな家庭料理かていりょうりに使つかわれています。肉にくやたまねぎと一緒いっしょに醤油しょうゆと砂糖さとうで甘あましょっぱく煮にた「肉にくじゃが」や、じゃがいもを茹ゆでて潰つぶし炒いためたひき肉にくと合あわせてパン粉こをつけて揚あげた「コロッケ」、じゃがいもを蒸ふかしてバターをのせた「じゃがバター」、じゃがいものみそ汁しる……どれも子こどもたちが大好だいすきな家庭料理かていりょうりです。茹ゆでて潰つぶしたじゃがいもに、にんじんやきゅうりなど好すきな具材ぐざいを加くわえ、マヨネーズで和あえた「ポテトサラダ」もその一ひとつ。惣菜屋そうざいやさんや弁当屋べんとうやさん、学校がっこうの給食きゅうしょくでも定番ていばんのおかずで、パンに挟はさんでサンドイッチにすることもあります。略りゃくして「ポテサラ」なんて呼よんだりするほど、日本人にほんじんにとっては親したしみ深ぶかく、世代せだいを越こえて愛あいされる料理りょうりです。

ロシア生うまれのサラダを日本流にほんりゅうにアレンジ

ポテサラは今いまでこそ日本にほんの代表的だいひょうてきな惣菜そうざいの一ひとつですが、実じつはロシア料理りょうりが起源きげんだと言いわれています。19世紀せいき、首都しゅとモスクワにあったレストランの料理人りょうりにん、リュシアン・オリヴィエさんが考案こうあんした「オリヴィエ・サラダ」です。鶏とりむね肉にくやじゃがいも、きゅうりのピクルスなど角切かくぎりにした具材ぐざいをディルなどの香草こうそうとマヨネーズで和あえたこのサラダは、今いまもお祝いわいの席せきに欠かかせないメニューの一ひとつとなっています。欧米諸国おうべいしょこくにも広ひろまって、各地かくちで独自どくじの進化しんかを遂とげてきました。

野菜やさい、肉にくなどの食材しょくざいを角切かくぎりにして食感しょっかんをそろえるロシア料理りょうり「オリヴィエ・サラダ」
茹ゆでたジャガイモは熱々あつあつのうちに潰つぶします。日本にほんでは“すりこぎ”という木きの棒ぼうを使つかうことが多おおいです。

20世紀前半せいきぜんはん、マヨネーズの普及ふきゅうと共ともに日本にほんでも食たべられるようになったポテトサラダは、いつしかじゃがいもを潰つぶすのが定番ていばんとなり、馴染なじみの薄うすいピクルスの代かわりにきゅうりの薄切うすぎりが入いれられるようになりました。と言いっても、どの程度ていどじゃがいもを潰つぶすかは人ひとそれぞれ。ゴロゴロと塊かたまりがあるのが好すきな人ひともいれば、なめらかなペースト状じょうになるまで潰つぶす人ひともいます。コクを加くわえるためにハムや茹ゆで卵たまごなど動物性どうぶつせいの食材しょくざいを入いれたり、歯応はごたえがあり塩気しおけの利きいた日本にほんの伝統的でんとうてきな漬物つけものを刻きざんで混まぜたり、粒つぶマスタードで酸味さんみを利きかせたり……家庭かていによって、お店みせによって、個性こせい豊ゆたかなポテトサラダが作つくられています。

ジャガイモはしっかり潰つぶすとなめらかな舌触したざわりに、粗あらく潰つぶすとほっくりしたイモの食感しょっかんが残のこります。

日本にほんの食卓しょくたくに浸透しんとうしたマヨネーズ

マヨネーズもご飯はんや和食わしょくに合あうようメーカーによって改良かいりょうが重かさねられ、今いまや日本にほんの食卓しょくたくに欠かかせない調味料ちょうみりょうとなっています。ポテトサラダの他ほかにも、ゆで卵たまごを粗あらく潰つぶしてマヨネーズで和あえたものをパンに挟はさむ卵たまごサンドのように、マヨネーズの味あじが前面ぜんめんに出でた料理りょうりもあれば小麦粉こむぎこベースの生地きじにキャベツやタコを混まぜて焼やく、お好このみ焼やきやタコ焼やきなどソース味あじの料理りょうりとも相性抜群あいしょうばつぐん。野菜やさいのごま和あえ(すりごま、砂糖さとう、醤油しょうゆの和あえ物もの)に少すこし加くわえたり、ツナと合あわせておにぎりの具ぐにしたり、伝統的でんとうてきな和食わしょくの隠かくし味あじとして使つかわれることもあります。和食わしょくにマヨネーズなんて、意外いがいですか? 世界中せかいじゅうのおいしいものをどんどん取とり入いれるのは、日本人にほんじんの得意技とくいわざなんです。

マイルドな味あじのゆで卵たまごのマヨネーズ和あえは、食しょくパンなどやわらかな食感しょっかんのパンに挟はさむことが多おおいです。

中なかにはマヨネーズをこよなく愛あいし、何なににでもかけて食たべる人ひともいて、日本にほんでは彼かれらは「マヨラー」と呼よばれています。おいしいのは確たしかですが、油あぶらもたっぷり入はいっているので、食たべ過すぎには気きをつけましょうね。

好すきな具ぐを選えらんで、自分じぶんだけのオリジナルポテトサラダを作つくってみよう。

ポテトサラダの作つくり方かた

◎材料ざいりょう(2~3人分にんぶん)

  • じゃがいも……2個こ
  • にんじん……1/8本ぽん
  • たまねぎ……1/8個こ
  • きゅうり……1/4本ぽん
  • 酢す……小こさじ1
  • 砂糖さとう……小こさじ1/2
  • マヨネーズ……大おおさじ3~4
  • 塩しお、コショウ……各適量かくてきりょう

◎作つくり方かた

1.食材しょくざいを切きる

じゃがいもの皮かわをむき、8等分とうぶんに切きる。
にんじんは縦たてに4等分とうぶんにし、5㎜幅はばに切きる。
たまねぎ、きゅうりは薄切うすぎりにする。

2.具ぐに味あじをつける

たまねぎときゅうりをボウルに入いれ、酢す、砂糖さとう、塩しおひとつまみを馴染なじませ15分ふんほど置おく。
水分すいぶんが出でたら軽かるくしぼって水気みずけを切きる。

3.じゃがいもとにんじんを茹ゆでる

鍋なべにじゃがいもと被かぶる程度ていどの水みず、塩少々しおしょうしょうを加くわえて火ひにかける。竹串たけぐしがすっと刺ささるまで火ひが通とおったらにんじんを加くわえて3分ぷんほど茹ゆでる。

4.じゃがいもを潰つぶす

ざるに上あげてにんじんを取とり分わける。
じゃがいもをボウルに入いれて温あたたかいうちに潰つぶす。

5.じゃがいもと具ぐとマヨネーズを合あわせる

4のじゃがいもに、にんじん、たまねぎ、きゅうり、マヨネーズを加くわえて混まぜ合あわせ、塩しお、コショウで味あじをととのえる。

6.盛もり付つける

器うつわに盛もる。

料理りょうり監修かんしゅう/荻野おぎの恭子きょうこ