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どら焼やき-デコレーションのアイディアは無限大むげんだい

どら焼やきは、パンケーキのような2枚まいのまるい生地きじの間あいだに、小ちいさな赤あかい豆まめ、小豆あずきを砂糖さとうで煮にたあんこをはさんだお菓子かしです。片手かたてで持もってパクッとかじれば、ほんのり香こうばしくて甘あまい香かおりが漂ただよい、ふっくら、しっとり、心和こころなごむ味あじわいに大満足だいまんぞく。日本にほんでは定番ていばんのおやつとして、子供こどもから大人おとなまで広ひろく愛あいされています。

ちょっぴり洋風ようふうな日本にほんの定番ていばんおやつ

「どら(銅鑼どら)」とは、金属きんぞくでできた円盤えんばんを叩たたいて音おとを鳴ならす、シンバルのような楽器がっきのこと。これに形かたちが似にていることから名付なづけられたというのが、「どら焼やき」の由来ゆらいの有力ゆうりょくな説せつとされています。なかには、この銅鑼どらを熱ねっして、その上うえで生地きじを焼やいたから、という説せつも。鍋なべがなかったとはいえ、楽器がっきを火ひにかけてお菓子かしを焼やくなんて大胆だいたんですよね。プロの音楽家おんがくかの方々かたがたには怒おこられそうですが、想像そうぞうするとなんだか楽たのしげでワクワクしてしまいます。

このどら焼やき、はじめは小麦粉こむぎこを溶といて焼やいた生地きじであんこを四角しかくく包つつんだお菓子かしだったそうです。それが丸まるくなり、20世紀せいき近ちかくになって日本にほんに入はいってきた西洋せいようの食文化しょくぶんかと結むすびついて、今いまのような卵たまご入いりのふんわりした生地きじのどら焼やきになったとか。つまりどら焼やきは当時とうじの日本にほんにおいて、新あたらしい西洋せいようのおいしさをいち早はやく取とり入いれた最先端さいせんたんのお菓子かしだったというわけです。

鉄板てっぱんやフライパンに生地きじを落おとすと広ひろがるので、やや小ちいさめの円えんになるように落おとすと、ちょうどよい大おおきさに焼やけます。

和菓子わがしに欠かかせない、あんこ

どら焼やきにも使つかわれているあんこは15世紀せいき頃ころに中国ちゅうごくから伝つたわったと言いわれています。今いまでは和菓子わがしには欠かかせないものです。あらゆるお菓子かしに使つかわれていて、「おいしいあんこをつくるのが、和菓子わがし職人しょくにんの一番いちばん大事だいじな仕事しごと」と言いわれることも。小豆あずきに砂糖さとうを加くわえ、粒つぶを残のこして炊たいたものは粒つぶあん、裏うらごししてペースト状じょうにしたものはこしあんと呼よばれ、用途ようとや好このみで使つかい分わけられています。あんこのなかには、白しろいんげん豆まめや白大豆しろだいずを炊たいた白しろあんや、えんどう豆まめを煮にた「うぐいすあん」、さつまいもを炊たいた「芋いもあん」、栗くりを炊たいた「栗くりあん」など、小豆あずき以外いがいを使つかったものも。白しろあんに他ほかの素材そざいを混まぜ合あわせて、ごまを加くわえた「ごまあん」や卵たまごの黄身きみを加くわえた「黄身きみあん」、柚子ゆずを加くわえた「柚子ゆずあん」というようにさまざまな風味ふうみのバリエーションを楽たのしむこともできます。和菓子わがし以外いがいにも、例たとえばジャムのようにトーストしたパンに塗ぬったり、アイスクリームにかけたり、ホットミルクに溶とかしたりしてもおいしいんですよ。

手前てまえが粒つぶあん。奥おくがこしあん。日本人にほんじんのあんこ好ずきの間あいだでは、こしあん派はか、粒つぶあん派はかという会話かいわがよく交かわされます。
白しろいんげん豆まめなどの白しろい豆類まめるいでつくる白しろあんは、小豆あずきでつくるあんこよりさっぱりした味あじ。果物くだものとの相性あいしょうもよいです。
あんこだけでも、あんこと泡立あわだてた生なまクリームをはさんでもおいしいです。

あのドラえもんも大好物だいこうぶつ!

みなさんは、日本にほんのみならず海外かいがいでも人気にんきのアニメキャラクター、ドラえもんをご存ぞんじですか? 未来みらいからやって来きたネコ型がたロボットのドラえもんですが、彼かれの大好物だいこうぶつが、このどら焼やきなんです。なぜ好すきになったかといえば、初恋はつこいの彼女かのじょがドラえもんを励はげまそうとプレゼントしてくれたから。ドラえもんにとっては、忘わすれられない初恋はつこいの味あじだったんですね。

ドラえもんだけでなく、今いまでは外国がいこくから日本にほんを訪おとずれた人ひとたちにもどら焼やきは人気にんきで、フランス・パリにはどら焼やきの専門店せんもんてんもあります。生地きじにはさんでいる(ときにはのせている)のは、あんこはもちろん、レモンクリームからプラリネクリーム、キャラメルソテーしたリンゴまで! そう、どら焼やきは何なにをはさんでもおいしいんです。コーヒークリームやチョコレートはもちろん、イチゴなどのフルーツとマスカルポーネチーズや泡あわ立だてた生なまクリームをサンドして、ハチミツやメープルシロップをかけるのもおすすめ。ベーコンや生なまハムと一緒いっしょにあんこをはさんでも、ほんのり利きいた塩しお気けで意外いがいなおいしさが楽たのしめます。お気きに入いりのどら焼やきとともに、いつもとはちょっと違ちがう素敵すてきなおやつの時間じかんを過すごしてみてはいかが。

たくさん焼やけたら、友達ともだちへのお土産みやげにしても喜よろこばれそうです。

どら焼やきの作つくり方かた

◎材料ざいりょう(約やく10~12個分こぶん)

<生地きじ>

  • 薄力粉はくりきこ……125g
  • 重曹じゅうそう(少量しょうりょうの水みずで溶といておく)……2g
  • グラニュー糖とう……100g
  • 卵たまご……約やく1.8個こ(100g)
  • ハチミツ……10g
  • 水みず……27.5g

<具ぐ>

  • 粒つぶあん……適量てきりょう
  • マスカルポーネチーズ……適量てきりょう
  • いちご……適量てきりょう

◎作つくり方かた

1.液体えきたいの材料ざいりょうを混まぜる

卵たまごをボウルに割わり入いれ、ホイッパーでよく溶ときほぐす。
ハチミツ、少量しょうりょうの水みずで溶といた重曹じゅうそうを加くわえて混まぜ合あわせる。
グラニュー糖とうを加くわえて、溶とけるまですり混まぜる。

2.粉こなを混まぜる

薄力粉はくりきこを漉こし網あみに入いれて、卵液らんえきにふるい入いれる。
ホイッパーですり混まぜる。このとき、中心ちゅうしんからすり混まぜて徐々じょじょに周まわりの粉こなを取とり込こむようにして混まぜていくと、だまになりにくい。

3.生地きじを寝ねかせる

全体ぜんたいが混まざったら、ラップフィルムをかけて室温しつおんで(気温きおんが高たかい場合ばあいは、冷蔵庫れいぞうこに入いれて)最低さいてい1時間じかん休やすませる。

4.焼やく

ホットプレートを170℃どに予熱よねつする。水みず(分量外ぶんりょうがい)をごく少量しょうりょう加くわえ、ゴムべらですくい上あげるとなめらかに流ながれ落おちる固かたさに調整ちょうせいする。
レードルですくい、ホットプレートの上うえに直径ちょっけい7~8cmの円形えんけいに流ながす。
表面ひょうめんにふつふつと気泡きほうがあがってきたら、フライ返がえしでひっくり返かえす。
さっと焼やいて底そこに焼やき目めがついたら、網あみにのせて室温しつおんで冷さます。

5.具ぐをはさむ

裏うら返がえして手ての平ひらにのせ、粒つぶあんやマスカルポーネと半分はんぶんに切きったいちごをのせる。
上うえに4をもう1枚まいかぶせ、はさむ。
  • ※上白糖じょうはくとうがあれば、グラニュー糖とうの代かわりに使つかう。重曹じゅうそうがない場合ばあいは、ベーキングパウダー3gを小麦粉こむぎこと一緒いっしょにふるい入いれる。
  • ※フライパンで焼やく場合ばあいは、中火ちゅうびでよく熱ねっしてから、いったん濡ぬれぶきんにフライパンの底そこをジュッと押おし当あて、再ふたたび中火ちゅうびにかけてからすぐに生地きじを流ながし入いれて焼やく。均一きんいつな焼やき面めんをつくるために、生地きじを入いれる前まえに、都度つどこの作業さぎょうを行おこなう。
  • ※あんこをはさんだら乾燥かんそうしないようにラップをして保存ほぞん。なるべく3日か以内いないに食たべきる。

料理りょうり監修かんしゅう/「和菓子わがし 薫風くんぷう」 つくださちこ