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世界せかいから注目ちゅうもくが集あつまる、“抹茶まっちゃ”の世界せかい

抹茶まっちゃとは、お茶ちゃの葉はを蒸むしてから乾燥かんそうさせて、石臼いしうすで挽ひいた細こまかいパウダーのこと。日本にほんでは13世紀せいき頃ごろから抹茶まっちゃに湯ゆを加くわえて攪拌かくはんした飲のみ物ものとして親したしまれてきました。今いまでは日本にほんを飛とび出だし、抹茶まっちゃラテなどのドリンクや抹茶まっちゃを使つかったケーキやマカロン、ショコラなど、スイーツとして、世界せかい各地かくちでブームを巻まき起おこしています。

茶道さどうは、日本にほんの文化ぶんかと精神性せいしんせいが詰つまった総合そうごう芸術げいじゅつ

日本にほんには、抹茶まっちゃを飲のみ物ものとして味あじわうだけでなく、伝統的でんとうてきな様式ようしきに従したがって抹茶まっちゃをたて、お客様きゃくさまにふるまう「茶道さどう」という文化ぶんかが古ふるくから受うけ継つがれています。主人しゅじんは茶ちゃせんと呼よばれる竹たけでできたホイッパーのような道具どうぐを使つかい、湯ゆを加くわえた抹茶まっちゃを茶ちゃわんの中なかで攪拌かくはんしてたて、お客様きゃくさまへ。その深ふかみあるおいしさはもちろんのこと、美うつくしく手入ていれされた庭にわや茶室ちゃしつのしつらえ、茶道具さどうぐ、ともに供きょうされる料理りょうりや和菓子わがし、さらには流ながれるように美うつくしい作法さほうや、お客様きゃくさまを気持きもちよくもてなす“おもてなしの心こころ”など、あらゆる要素ようそを融合ゆうごうさせて芸術げいじゅつの域いきまで高たかめたのが、茶道さどうなのです。まさに日本にほんの伝統でんとうと文化ぶんか、心こころが詰つまった芸術げいじゅつと言いってよいでしょう。

茶道さどうは、日本にほんを訪おとずれる外国人がいこくじんからも高たかい関心かんしんが寄よせられています。

抹茶まっちゃには欠かかせない、四季しき折々おりおりの和菓子わがし

抹茶まっちゃをいただく際さいには、一緒いっしょに供きょうされる上生菓子じょうなまがしも楽たのしみのひとつです。上生菓子じょうなまがしとは、茶席ちゃせきで供きょうされる伝統的でんとうてきな職人しょくにんの技術ぎじゅつを施ほどこした上等じょうとうな菓子かしのこと。
日本にほんは世界的せかいてきに見みても四季しきそれぞれ、植物しょくぶつの色いろづきや動物どうぶつが描えがき出だす自然しぜんの風景ふうけいが多様たように変化へんかします。日本人にほんじんは季節きせつの移うつり変かわりを、文化的ぶんかてきに慈いつくしんできました。上生菓子じょうなまがしにも四季しきの繊細せんさいな変化へんかが映うつし出だされ、味あじわう人ひとの目めを楽たのしませています。

上生菓子じょうなまがしでは白しろあんで作つくる生地きじが欠かかせません。白しろいんげん豆まめを煮にて潰つぶしたものに、砂糖さとうを混まぜた白しろあんに、小麦粉こむぎこやもち粉こなどを混まぜて熱ねつを加くわえ、砂糖さとうと合あわせて練ねり上あげると、洋菓子ようがしのマジパンのような様々さまざまな細工さいくを施ほどこせる「こなし」や「練ねり切きり」という生地きじになります。この生地きじで、花はなや鳥とりをはじめさまざまな自然しぜんの景色けしきを色彩しきさい豊ゆたかに描えがき出だすのです。色いろづけの素材そざいは、赤あかは紅麹べにこうじ、ピンクはビーツ、黄色きいろはくちなし、黒くろは竹炭たけすみなど。抹茶まっちゃを使つかえば、緑色みどりいろが美うつくしく風味ふうみ豊ゆたかな上生菓子じょうなまがしができあがります。茶席ちゃせきでは、きりっとした渋しぶみのある抹茶まっちゃが、舌したざわりがやわらかで優やさしい甘あまさの上生菓子じょうなまがしの味あじわいを引ひき立たてます。

白しろあんは白しろいんげん豆まめと砂糖さとうさえあれば、特別とくべつな道具どうぐがなくても作つくれます。白しろあんに小麦粉こむぎこやもち粉こを混まぜて蒸むし上あげ、砂糖さとうを混まぜて練ねり上あげると上生菓子じょうなまがしに使つかう生地きじになります。
関東かんとうではあんこに山芋やまいもやもち米ごめの粉こなを加くわえて熱ねっした「練ねり切きり」、関西かんさいではあんこに小麦粉こむぎこを加くわえて蒸むした「こなし」を使つかいます。
「こなし」生地きじは、押おしたり丸まるめたり、型抜かたぬきをしたりして成型せいけいします。
うぐいすの形かたち。上生菓子じょうなまがしの表現ひょうげんは日本にほんの東西とうざいで異ことなり、関東かんとうは具象的ぐしょうてき(直接ちょくせつそれとわかる表現ひょうげん)、京菓子きょうがしは抽象的ちゅうしょうてき(間接的かんせつてきにそれをイメージさせる表現ひょうげん)。細こまかい技法ぎほうや食感しょっかんも少すこし違ちがいます。

抹茶まっちゃのドリンクやスイーツは、世界せかいで大人気だいにんき

今いまでは抹茶まっちゃは、作法さほうにとらわれずもっと自由じゆうに、気軽きがるに楽たのしめる飲のみ物もの、そしてスイーツとして、日本人にほんじんの日常にちじょうにも浸透しんとうしています。抹茶まっちゃをシロップにしてかき氷ごおりにかけたり、生なまクリームと合あわせてアイスクリームにしたり、まろやかで深ふかいコクと旨うまみ、ほどよい渋しぶみ、緑茶りょくちゃの清々すがすがしい香かおりは、抹茶まっちゃならでは。しかも、ビタミンやカテキン、テアニンなどが豊富ほうふで美容びようにも健康けんこうにもよく、色いろもきれいです。そんな抹茶まっちゃに、海外かいがいの人々ひとびとも大注目だいちゅうもく。ミルクと合あわせた抹茶まっちゃラテは大人気だいにんきで、各国かっこくのおしゃれなカフェの定番ていばんメニューになっています。また、世界せかいの有名ゆうめいパティシエたちもさまざまな抹茶まっちゃスイーツで人々ひとびとを魅了みりょう。その波なみは大おおきく高たかまっています。

家庭かていで作つくる抹茶まっちゃドリンクは、スプーンで混まぜるほか、蓋ふたつきのシェイカーに入れて、振ふって混まぜてもきれいに仕上しあがります。
抹茶まっちゃシロップをかけたかき氷ごおりには、トッピングとしてあんこや白玉しらたまが一緒いっしょにのることもあります。
ふわっとした口溶くちどけの後あとに、さわやかな香かおりとほんのりした苦味にがみが心地ここちよく広ひろがる抹茶まっちゃのアイスクリーム。
簡単かんたんにできる抹茶まっちゃドリンクは、冷ひやして飲のむのもおすすめです。材料ざいりょうの牛乳ぎゅうにゅうは、豆乳とうにゅうなど植物性しょくぶつせいのミルクでも代用だいようできます。

抹茶まっちゃドリンクの作つくり方かた

◎材料ざいりょう(1杯分ぱいぶん)

  • 牛乳ぎゅうにゅう……180g
  • 抹茶まっちゃ……3g
  • グラニュー糖とう……6g

◎作つくり方かた

1.粉類こなるいの材料ざいりょうを混まぜる

グラスに抹茶まっちゃとグラニュー糖とうを入れ、スプーンで混まぜ合あわせる。

2.牛乳ぎゅうにゅうを混まぜる

カップ(あれば抹茶まっちゃ茶碗ちゃわん)に1を少すこし残のこして入いれ、温あたためた牛乳ぎゅうにゅうを注そそぎ入いれる。抹茶まっちゃドリンクをつくる時ときは、先さきに抹茶まっちゃを、液体えきたいを後あとに加くわえるとダマになりにくい。
スプーンでよく混まぜる。
好このみで、2で残のこした1を少量しょうりょうふりかける。

料理りょうり監修かんしゅう/「和菓子わがし 薫風くんぷう」 つくださちこ