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2017 No.22
東京400年の物語
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アンテナショップで全国の名産に出会う
東京にいながら全国の名産に出会えるのが、各都道府県のアンテナショップ。
街歩きをしながら、日本全国を巡る小さな旅を楽しもう。
写真● 伊藤千晴
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① 青森 Aomori
津軽塗
あおもり北彩館
つややかな漆の表面に描かれた、優美で複雑な紋様が特長。見た目が華やかなのはもちろん、丈夫で実用性が高く、日常使いの食器として愛されている
② 秋田 Akita
大館曲げわっぱ
秋田ふるさと館
http://www.a-bussan.jp/shop/tokyo/
杉の薄板を曲げてつくられたわっぱ(木製の木箱)は、見た目の美しさと、殺菌・調湿などの実用性を兼ね備えている。弁当箱に使えば食欲が増すこと間違いなし
③ 岩手 Iwate
南部鉄器
いわて銀河プラザ
吸い込まれそうな美しい黒は鋳物(いもの)ならでは。絵柄や細かな紋様がほどこされているものも多い。南部鉄瓶でわかした湯は口当たりがまろやかになるという
④ 福島 Fukushima
会津絵ろうそく
日本橋ふくしま館 MIDETTE
花の絵柄が多いのは、冬、花の代わりに仏壇に供えたことから。芯に蠟をかけては乾かし、また重ねるという昔ながらの工程でつくられる
⑤ 石川 Ishikawa
九谷焼
いしかわ百万石物語・江戸本店
最大の魅力は鮮やかで華麗な絵付け。赤、黄、緑、紫、紺青の5色を基本にした色使いは濃厚で強い印象を与えるが、ふだんの暮らしにもよく映える
⑦ 広島 Hiroshima
けん玉
広島ブランドショップTAU
若者を中心に世界で人気を集めているけん玉。その歴史は古く、起源も諸説あるが、現在、親しまれている形は、1919年に広島県廿日市で生まれた
⑧ 島根 Shimane
和紙手まり
にほんばし島根館
手まりは全国にあるが、松江の手まりは素朴で温かみがある。出雲の民芸和紙でつくったまりに刺繡(ししゅう)をほどこし、仕上げに花のちぎり絵をあしらっている
⑨ 山口 Yamaguchi
萩焼
おいでませ山口館
茶道の茶器として発達した萩焼は、薄いオレンジやベージュなどの淡い色が特長。表面の細かいひびの効果で使い込むほど味が出る
⑩ 香川 Kagawa
丸亀うちわ
徳島・香川トモニ市場
竹(愛媛)、和紙(高知)、のり(徳島)、材料はすべて四国産。職人が一本ずつ丁寧に仕上げたうちわがつくる極上の風は日本の夏に欠かせない
⑪ 沖縄 Okinawa
琉球ガラス
銀座わしたショップ
カラフルなガラスの中に浮かぶ気泡は、戦後、ビールやコーラの空きビンを溶かして再利用した名残。明るい色彩は沖縄の自然を連想させる