2013 No.11

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街歩きにっぽん街歩きにっぽん

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布の島 沖縄

布の島 沖縄の場所

左/色鮮やかな紅型の着物
上/紅型の染めに使われる型紙

左/最初の配色のあと、さらに顔料を塗る「二度摺り」の工程。
二度摺りをすることで、色の鮮やかさが増し、天然染料をかけることで透明感が出る
右/現在の紅型を代表する作家のひとり、伊差川洋子さん

沖縄を代表する織物が芭蕉布だとすれば、型紙などを使い手作業で模様を染める「紅型」は、沖縄を代表する染色技法だ。かつては、沖縄を支配していた琉球王朝の王族が着る、高級な衣装だったという。その鮮やかな色合いは、配色(色差し)、二度摺り、天然染料の上掛けの工程で生み出される。

色鮮やかな紅型は、沖縄のまばゆい陽光によく映える。強い太陽の光と、どこまでも青く続く海は、沖縄の大きな魅力だ。南国の雰囲気満点のビーチでは、海水浴やスキューバダイビングを楽しめる。巨大なジンベエザメやマンタなど、太平洋や沖縄の海の生き物を、ダイナミックな水槽で楽しめる「沖縄美ら海水族館」を訪れてもいい。世界文化遺産に登録されている首里城をはじめ、かつての琉球王朝の栄華を感じられる旧跡もある。

沖縄を訪れて、海のレジャーや観光を楽しみながら、いにしえの技に思いをはせてみてはいかがだろうか。

沖縄美ら海水族館では、大水槽のジンベエザメが特に人気だ

沖縄を支配した琉球王朝の繁栄ぶりが感じられる首里城

独特の魅力を持つ沖縄料理。ラーメンと同じ起源を持つともいわれる麵料理「沖縄そば」、野菜や豆腐を炒めた「チャンプルー」や、年数が経つごとに味わいを増す焼酎「泡盛」などが人気だ

日本有数のリゾート地・沖縄の海はどこまでも青い

●交通案内
成田空港からリムジンバスで羽田空港へ約80分、羽田空港から飛行機で那覇空港まで約2時間30分。もしくは成田空港から那覇空港まで約3時間。大宜味村芭蕉布織物工房までは、那覇空港からレンタカーで約2時間30分。

●問い合わせ
おきなわ物語 沖縄観光情報WEBサイト(英語・中国語・韓国語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語)
http://www.okinawastory.jp/