niponica is a web magazine that introduces modern Japan to people all over the world.
2013 No.11
日本の布が世界を包む

まちを彩る布のサイン
木綿や麻に、文字や文様や絵が染め抜かれた布の看板「のれん」。昔、祭礼や戦陣で使われていたものが、相撲の力士名や芝居の役者名、お店の売り出しを知らせる旗として現代に受け継がれた「のぼり」。日本のまちは、楽しい布のサインでいっぱいだ。
写真●高橋仁己

「茶」の一字と店名が大胆な毛筆体で記された、茶葉店ののれん。軒先に老舗の風格と威厳を漂わせる(協力=一保堂茶舗 京都本店)
日本のまちをいきいきと活気づける、のれんやのぼり。文字や文様や絵で商いの内容を伝える、大切な店の顔だ

北陸の古都・金沢のあめ屋ののれんも、人目を引く力強いデザイン(写真=アフロ)