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2018 NO.23
街歩きにっぽん
福島県の中央部に位置する会津若松。
武士の町として栄えた国内屈指の観光地だ。
四季折々の自然や工芸の色彩を探しに旅に出よう。
会津若松のシンボルである鶴ヶ城。この城は、14世紀後半(1384年)に建てられ、江戸時代(17~19世紀)には会津藩の藩主の居城となった。1874年に廃城となったが1965年に再建され、その美しい姿が蘇った。城の最上階には会津若松市内を見渡せる展望層があり、春は満開の桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は一面の雪景色など、一年を通して彩り豊かな表情を楽しむことができる。
東の方角にそびえる磐梯山は「日本百名山」に選ばれている名山だ。標高1819メートル。夏は登山、冬はスキーといったアクティビティが楽しめ、また、レンゲツツジやバンダイクワガタなど高山植物や珍しい昆虫の宝庫でもある。
磐梯山の南麗にあるのは猪苗代湖。周囲約49㎞、湖としては日本で第4位の大きさを誇る。湖水浴、フィッシング、クルーズなども盛んだ。西岸の崎川浜は湖の向こうに磐梯山が見える人気のスポット。夏は湖水浴客で賑わい、冬にはシベリアからやって来る、たくさんの白鳥の姿を見ることができる。