2014 No.14

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きらめく日本文化

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きらめく日本の伝統

──きらめくデザインの躍動

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遊び心のある形や模様に金銀の輝きが加わり、
強烈な印象をつくり出す。

金の輝きが勇ましさをもり立てる鎧。堅い殻とトゲが武将に好まれたサザエの兜は、どこかユーモラス。『金魚鱗小札二枚胴具足』17世紀(所蔵=東京国立博物館 Image: TNM Image Archives)

歌舞伎の代表的な演目『助六由縁江戸桜』で、ヒロインの揚巻が登場のシーンで着る衣装(写真=松竹株式会社)

上/縁の透かし部分に、金の水鳥が重なるように描かれた鉢。『色絵芦雁文透彫反鉢』(所蔵=出光美術館)
下/雪化粧した松の絵に金を加えた平鉢。『乾山焼 色絵雪松図皿』(所蔵=大阪・湯木美術館、写真=宮村政徳)
ともに琳派の尾形乾山(1663~1743)の特徴がよく出た独創的な器

金、螺鈿、鉛を駆使し動物や草木のモチーフを大胆に描く「琳派蒔絵」の手法でつくられた硯箱。永田友治作。『槇鹿蒔絵螺鈿料紙箱』18世紀(所蔵=京都国立博物館)