2016 No.19

四季を愛でる国 ニッポン

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日本の四季 花を巡る旅

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にっぽん地図めぐり
四季の花をたずねて

南北に長い日本列島では、四季折々に各地でさまざまな花を楽しむことができます。
1年中楽しめる花の絶景スポットをご紹介します。

1月 寒緋桜(沖縄・名護市)

日本国内のどこよりも早く桜が咲く沖縄では、濃いピンク色で釣鐘状の「琉球寒緋桜」という品種が、名護市街を望む斜面を彩ります。(写真提供 =名護市観光協会)

2月 水仙(福井・越前町)

日本水仙三大群生地である越前海岸に咲く水仙は、越前水仙の名称で親しまれ、12月から楽しむことができます。(写真提供=一般社団法人越前町観光連盟)

3月 梅(福岡・太宰府市)

福岡県中部に位置する太宰府市にある太宰府天満宮の境内には、「学問の神」菅原道真公が愛した梅の木約6,000 本が植えられています。(写真提供=太宰府天満宮)

4月 チューリップ(富山・砺波市)

富山県西部の砺波市では、毎年春になると都市公園を中心に700品種・300万本が彩る国内最大級チューリップの祭典を楽しむことができます。(写真提供=チューリップ四季彩館)

5月 菜の花(青森・横浜町)

青森県・下北半島の横浜町では、約150haの丘陵地帯が360度見渡す限り菜の花で埋め尽くされます。(写真提供=横浜町)

6月 紫陽花(京都・宇治市)

「あじさい寺」とも称される京都・宇治の三室戸寺では、約1.7ha の大庭園に50 種・1万株の紫陽花が杉木立の間に咲き乱れます。(写真提供= 三室戸寺)

7月 ラベンダー(北海道・中富良野町)

北海道のほぼ中央に位置する富良野では、鮮やかな紫色と心地よい香りが魅力のラベンダーが、北の大地に短い夏の訪れを告げます。(写真提供=ファーム富田)

8月 向日葵(新潟・津南町)

新潟県と長野県県境の豪雪地帯、津南町では、約4haの台地に広がる向日葵を楽しむことができます。(写真提供=津南町観光協会)

9月 そばの花(長野・戸隠高原)

長野県北部の戸隠高原では、直径5 〜 6mm 程の小さな白いそばの花が、まるで白い絨毯のようにあたり一面に広がります。(写真提供 =戸隠観光協会)

10月 キバナコスモス(山梨・山中湖村)

山梨県南東部の山中湖のほとり、標高1,000m の高原にある公園では、世界遺産の富士山を背に咲くキバナコスモスを楽しめます。(写真提供 =花の都公園)

11月 菊(茨城・笠間市)

茨城県中部にある笠間市では日本で最も古い菊の祭典が行われ、色とりどりの菊の花約1 万鉢が、秋の笠間市内を華やかに彩ります。(写真提供=笠間稲荷神社)

12月 ストック(兵庫・淡路市)

ストックの産地である淡路島北部の丘陵地域に広がる公園では、5色種・9,000本のストックが特有の香りで人々を楽しませてくれます。(写真提供=あわじ花さじき)