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警察署けいさつしょ消防署しょうぼうしょ交流こうりゅうイベントでたのしく安全あんぜんまなぼう!

警察署と消防署の交流イベントで楽しく安全を学ぼう!(画像提供:Chigasaki Fire Department)

(画像提供:Chigasaki Fire Department)

 日本にほんはとても安全あんぜんくにとしてられています。この安全あんぜんまもるためには、警察官けいさつかん消防士しょうぼうし日々ひび一生懸命いっしょうけんめいはたらいています。そんな警察官けいさつかん消防士しょうぼうしはたらいている警察署けいさつしょ消防署しょうぼうしょは、どもたちけの様々さまざま交流こうりゅうイベントを開催かいさいしています。そこでは、こまったときにたすけてくれるあこがれのヒーローのような存在そんざい警察官けいさつかん消防士しょうぼうし安全あんぜんについてやさしくおしえてくれます。どもたちはいろいろな体験たいけんをとおして、安全あんぜん地域ちいき協力きょうりょくすることの大切たいせつさをたのしくまなぶことができます。

警察官けいさつかん消防士しょうぼうしがもっと身近みぢか

 警察署けいさつしょ消防署しょうぼうしょ開催かいさいする交流こうりゅうイベントでは、パトカーや消防車しょうぼうしゃ活躍かつやくする姿すがた間近まぢかることができます。警察官けいさつかん特別とくべつ技術ぎじゅつしろバイを操作そうさしたり、消防士しょうぼうし訓練くんれん救助きゅうじょ様子ようすせてくれたりします。どもたちは、実際じっさいにパトカーやしろバイ、消防車しょうぼうしゃ救急車きゅうきゅうしゃにのってみることができます。警察官けいさつかん消防士しょうぼうし制服せいふく記念きねん撮影さつえいができるのも大切たいせつおもになります。また、消火しょうかホースを使つかってまとみずてるゲーム、ハシゴしゃで40メートル上空じょうくう体験たいけんもでき、警察官けいさつかん消防士しょうぼうし仕事しごと大変たいへんさをまなぶことができます。

左:安全技術を競う「福岡県警察白バイ安全運転競技大会」(写真提供:Iizuka City, Fukuoka Prefecture)
右:警察官の制服を着て記念撮影(引用:Chiba Prefectural Police)

上:安全技術を競う「福岡県警察白バイ安全運転競技大会」(写真提供:Iizuka City, Fukuoka Prefecture)
下:警察官の制服を着て記念撮影(引用:Chiba Prefectural Police)

左:放水体験で的を狙う様子
右:安全な煙を使った体験ルームでは1メートル先も見えなくなるほど煙が充満

上:放水体験で的を狙う様子
下:安全な煙を使った体験ルームでは1メートル先も見えなくなるほど煙が充満

左:消防士の制服を着て記念撮影と40メートル級のはしご車の展示と乗車体験
右:VR(疑似体験)での消火体験や火の用心で使う拍子木作りのワークショップに参加できます。

上:消防士の制服を着て記念撮影と40メートル級のはしご車の展示と乗車体験
下:VR(疑似体験)での消火体験や火の用心で使う拍子木作りのワークショップに参加できます。

防犯ぼうはん交通こうつう安全あんぜんのことをもっとろう

 警察けいさつのイベントでは、防犯ぼうはんについてまなぶこともできます。たとえば、らないひとこえをかけられたときの対応たいおうや、あぶない場所ばしょとはどういうところかなど、防犯ぼうはんクイズをとおしていろいろな知識ちしきたのしみながらにつけることができます。さらに指紋しもん採取さいしゅ科学かがく捜査そうさ体験たいけんでは鑑識かんしき道具どうぐ使つかい、本物ほんものさながらに警察官けいさつかん仕事しごと体験たいけんもできます。また、交通こうつう安全あんぜんシミュレーターでは自転車じてんしゃはしっているときに出会であ危険きけん場面ばめんることができます。警察官けいさつかんがわかりやすく実演じつえんをしながらやさしくおしえてくれるため、おものこるだけでなく、安全あんぜんまな貴重きちょう体験たいけんとなることでしょう。

左:クイズで楽しく防犯を学べます(引用:Chiba Prefectural Police)
右:自転車シミュレーターで交通安全を学べます(引用:Chiba Prefectural Police)

上:クイズで楽しく防犯を学べます(引用:Chiba Prefectural Police)
下:自転車シミュレーターで交通安全を学べます(引用:Chiba Prefectural Police)

防犯に対する知識を学んだり指紋採取などの科学捜査を体験したりすることができます(写真提供:Aichi Prefectural Police Department)

いのちまも特殊とくしゅ車両しゃりょうれよう

 日本にほん消防車しょうぼうしゃ救急車きゅうきゅうしゃは、せまみちでも活躍かつやくできるコンパクトな設計せっけいたか技術ぎじゅつそなえています。消防車しょうぼうしゃには遠隔えんかく操作そうさができるはしごや強力きょうりょくなポンプがのせられており、高層こうそうビルでも救助きゅうじょ消火しょうか対応たいおうできます。救急車きゅうきゅうしゃには、心臓しんぞうマッサージの装置そうち酸素さんそおおからだおくりこむ装置そうちなど、患者かんじゃたすけるための医療いりょう機器ききがそろっています。イベントでは、これらの車両しゃりょう乗車じょうしゃすることができ、心臓しんぞうマッサージやAED(自動じどう心臓しんぞう電気でんき刺激しげきくわ正常せいじょううごきにもどす医療いりょう機器きき)の講習こうしゅうけることもできます。日本にほん地域ちいき特性とくせいった技術ぎじゅつ工夫くふうまった車両しゃりょうが、地域ちいき安全あんぜんらしをささえています。

左:狭い道でも活躍するミニ消防車
右:乗車体験ができる救急車

上:狭い道でも活躍するミニ消防車
下:乗車体験ができる救急車

左:消防車の乗車体験では、消防士がやさしく教えてくれます。
右:正しい心臓マッサージのやり方やAED(自動で心臓に電気刺激を加え正常な動きにもどす医療機器)の使い方を教えてもらう体験ができます。

上:消防車の乗車体験では、消防士がやさしく教えてくれます。
下:正しい心臓マッサージのやり方やAED(自動で心臓に電気刺激を加え正常な動きにもどす医療機器)の使い方を教えてもらう体験ができます。

左:日本の一般的な消防ポンプ車はいち早く火を消すためにいろいろな道具や機械を備え日本の道路事情にあった大きさで作られています。イベントでは間近で見ることができ乗車体験ができます。
右:救助工作車は人命を救助するための道具(クレーンやウィンチなど)の機械がそなわっています。

上:日本の一般的な消防ポンプ車はいち早く火を消すためにいろいろな道具や機械を備え日本の道路事情にあった大きさで作られています。イベントでは間近で見ることができ乗車体験ができます。
下:救助工作車は人命を救助するための道具(クレーンやウィンチなど)の機械がそなわっています。

 日本にほんおおきく地面じめんれる地震じしんおおくにです。そのため、地震じしんそなえることがとても大切たいせつです。イベントには、「起震車きしんしゃ」という地震じしんれを体験たいけんできるくるま登場とうじょうすることもあります。起震車きしんしゃでは、よわれからつよれまでを安全あんぜん体験たいけんできます。日本にほん実際じっさいきたことのある最大級さいだいきゅうれはとてもはげしく、地震じしんこわさをかんじることができます。この体験たいけんをとおして、あたままも方法ほうほうや、安全あんぜん場所ばしょ確保かくほするむずかしさと大切たいせつさを同時どうじまなべます。過去かこ日本にほんおおきな被害ひがいをもたらしたれを体験たいけんすることは、大地震だいじしんそなえるために役立やくだちます。おおきなれをらないひとにとってはれのなかうごくことができない状況じょうきょう体験たいけんすることであらたなまなびをることができます。

左:地震の揺れを疑似体験できる起震車
右:「立っていられないほどの揺れ」を体験し、机にしがみつく親子

上:地震の揺れを疑似体験できる起震車
下:「立っていられないほどの揺れ」を体験し、机にしがみつく親子

消防しょうぼうのルーツ出初式でぞめしき

 消防しょうぼうイベントでは、なが歴史れきしのある「はしごり」をることができる可能性かのうせいがあります。「はしごり」とは、いえの2かいまどとどくほどのたかやく6メートルあるはしごを軽快けいかいのぼり、曲芸的きょくげいてき動作どうさをする伝統でんとう技能ぎのうです。むかし消防士しょうぼうしは「火消ひけし」とばれ、並外なみはずれた身体しんたい能力のうりょく地域ちいきすくってきたことから、消防しょうぼう救助きゅうじょ象徴的しょうちょうてき存在そんざいとされています。毎年まいとし1がつはじめは、「出初式でぞめしき」という消防しょうぼう行事ぎょうじがあります。最新さいしん消防車しょうぼうしゃならび、一斉いっせい放水ほうすいといった大掛おおがかりな消防しょうぼう演習えんしゅうおこなわれます。そのなかでも伝統でんとう技能ぎのうの「はしごり」がいまでも披露ひろうされつづけています。

左:出初式の一斉放水
右:はしご乗り(写真提供:茅ヶ崎古式消防保存会)

上:出初式の一斉放水
下:はしご乗り(写真提供:茅ヶ崎古式消防保存会)

地域ちいき全員ぜんいん安全あんぜんまも文化ぶんか

 日本にほんでは、地域ちいき全員ぜんいん協力きょうりょくして火事かじふせ活動かつどう積極的せっきょくてきんでいます。消防署しょうぼうしょ交流こうりゅうイベントでは消防団しょうぼうだんだけではなく、地域ちいき全員ぜんいん協力きょうりょくすることの大切たいせつさをおしえています。たとえば、年末ねんまつには「用心ようじん」というごえよる見回みまわりをおこなうことがあります。消防団しょうぼうだん地域ちいきのボランティアが参加さんかして、火事かじにならないよう注意ちゅういびかけながら近隣きんりん地域ちいきをめぐります。ふゆ日本にほんでは空気くうきかわき、火事かじがたびたびあったので、こうしたイベントが年末ねんまつおこなわれるようになりました。よるおこなわれるのは夕食ゆうしょく支度したくなどで使つかうことがおおいためですが、現在げんざい防災ぼうさい観点かんてん以外いがいにも留守るすおお年末ねんまつ防犯ぼうはんという側面そくめんっています。

夜の見回りの様子(写真提供:Ogawa Higashigaoka Neighborhood Association, Kodaira City)

 警察署けいさつしょ消防署しょうぼうしょ交流こうりゅうイベントは、かっこいい実演じつえんや、参加型さんかがた活動かつどうをとおし、警察官けいさつかん消防士しょうぼうしたちは身近みぢかなヒーローにかんじられます。イベントでのまなびを家族かぞくともだちと共有きょうゆうすることで、普段ふだんから交通こうつう安全あんぜん防犯ぼうはん防災ぼうさいについて意識いしきたかめることができます。家族かぞく非常時ひじょうじそなえ、地域ちいき全体ぜんたい防犯ぼうはん防災ぼうさい協力きょうりょくすることが日本にほん安全あんぜんささえています。