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琴ってどんな楽器?

琴の各部名称

琴の各部分の名前は、磯(いそ)に横たわる龍(りゅう)になぞらえてつけられています。例えば、龍甲(りゅうこう)、龍尾(りゅうび)などが、それにあたります。

龍甲(りゅうこう)

龍甲は琴の中心となる胴体(どうたい)です。演奏する人は、弦を下から支える柱(じ)よりも右側を、右手ではじいて音を出します。

龍尾(りゅうび)

琴に弦を張った後、胴体にあいた穴に弦を通して結びます。余った糸はそれぞれ6本と7本ずつに分けて、柱より左側の龍尾と呼ばれる部分に巻いておきます。弦が切れたときに、この糸を使うためです。

柱(じ)

音の高さを決めるための道具で、上部に刻まれたみぞに弦を乗せて音を調律すると共に、弦の振動(しんどう)を龍甲に伝える役目をしています。

爪(つめ)

琴を演奏するときは、指で弦を直接はじくのではなく、爪を指にはめてはじきます。爪は右手の親指・人差し指・中指につけます。