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けん玉の基本・技

けん玉の基本・技(1)

持ち方

けん玉は簡単なように見えて、実際にやってみると、意外に難しいものです。びみょうなバランス感覚も要求されます。手だけではなく、ひざをうまく使うなど全身運動も必要になります。

けん玉の基本的な持ち方を説明しましょう。基本の持ち方は4つあります。

親指と人差し指でけんをつまみ、中指と薬指を小皿に入れて、大皿を上に持つのが「大皿持ち」。けんの皿胴の下をつかみけん先を上にするのが「けん持ち」。けん先を下、小皿を手前にしてけん先をつまむように持つのが「ろうそく持ち」。穴を上に向けて玉を持つのが「玉持ち」です。

このほかにも、いろいろ変わった持ち方はあるのですが、まずはこの基本的な4つの持ち方をマスターすることから始めます。

大皿持ち

けん持ち

ろうそく持ち

玉持ち

(公益社団法人日本けん玉協会)

けん玉の基本・技(2)

基本姿勢

けん玉をうまくやるのには姿勢が大切になります。けん玉の構えには「まっすぐの構え」と「ななめの構え」があります。まっすぐというのは玉をまっすぐに下に垂らした形、ななめとは地面に対してけんを手前に引きながら糸が45度ぐらいの角度になる形です。いずれの構えでも、足は肩幅(かたはば)よりややせまく、利き手側の足を一歩前に出します。重心をつま先に置き、肩の力を抜(ぬ)いて、自然に構えることが大事です。

どの技にも共通するのは「1、2、3」のリズムです。「1」でひざを曲げ、「2」でのび上がって技をこなし、「3」で軽くひざを曲げて玉を受ける。このリズムをつかむのが基本です。

まっすぐの構え

ななめの構え

「1、2、3のリズム」で行います。

(公益社団法人日本けん玉協会)

けん玉の基本・技(3)

持ち方、基本姿勢を覚えたら、いくつかの技にチャレンジしてみましょう。どの技もひざをうまく使うことが成功のカギです!

大皿、小皿、中皿

それぞれの皿に玉を乗せる大皿、小皿、中皿という技は、けん玉の最も基本的な技で、やり方は3つとも同じです。まず玉を下に垂らし、玉をまっすぐ引き上げて大皿、小皿、または中皿で玉を受けます。大皿の場合は大皿持ち、(小皿の場合は大皿持ちの反対)、中皿の場合は小皿持ちで行います。玉を卵だと思って受ける際の衝撃(しょうげき)を少なくすることを意識しましょう。

大皿

小皿

中皿

とめけん

けん持ちで玉を下に垂らし、けん先を少しななめにして構えます。静止させた玉を引き上げ、玉の穴をけん先で受けます。玉の穴が常に下にあるよう、まっすぐ引き上げましょう。

飛行機

この技は、玉を持つ玉持ちで行います。利き手で玉の穴が上にくるように玉を持ち、もう一方の手でけんを持って手前に引いてななめの構えから始めます。けんを手からはなして前にふり出し、玉を持つ手を手前に引き、けんを回転させ、半回転して落ちてきたけん先を、玉にあいている穴で受けます。成功させるコツは、けんの回転に合わせてひざをうまく動かし、優しくけんを受けることです。

日本一周

これは「小皿」、「大皿」、「とめけん」を連続して行う技です(大皿、小皿、とめけんの順番でも可)。まずはけん持ちで玉を下に垂らし、玉を引き上げて小皿で玉を受けます。その状態から玉を投げ上げて、今度は玉を大皿で受けます。そこから再度玉を投げ上げ、けん先で玉を受けます。玉の穴が自分の方に向くよう小皿、大皿で受けることを意識しましょう。

(公益社団法人日本けん玉協会)