2015 No.16

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くつろぎと癒しの国、日本

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機械が癒す

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革新的技術とデザインによって、人々の日常をより便利に、
より豊かに彩る機器や乗り物。
医療現場や暮らしの中で、寄り添い、言葉を発し、
助けになってくれるコミュニケーションロボットたち。
技術の進歩が人と機械の関係を温かいものに変え、
未来の社会を拓いていく。

撮影●名取和久
写真提供●WHILL株式会社、ハウステンボス株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社ロボ・ガレージ、ユカイ工学株式会社、産業技術総合研究所、早稲田大学、パナソニック株式会社、株式会社村田製作所、アフロ

デザイン性と高い機能性で、乗る人を幸せにするパーソナルモビリティ

行ける場所が限られ外出するのが億劫になるという、これまでの電動車いす利用者の悩みにこたえたパーソナルモビリティが、WHILLだ。

白と黒を基調にした未来的なデザインは、利用者から「外に出る機会が増えた」「WHILLで出かける時は、いつもよりオシャレする」という声があがるほど好評だという。

機能性も大きな魅力だ。コントローラーレバーを傾けるだけで、思い通りの方向に走らせることができる操作性のよさは、ストレスのない乗り心地。また、24個もの小さなタイヤを組み合わせて全方向への移動を可能にした前輪により、後輪を軸に車体全体を回転することができる。さらにパワフルな四輪駆動のため、砂利道などの悪路や段差があるところも走れるようになった。

「行ける」ところではなく「行きたい」ところに行ける新しい移動手段、WHILLは乗る人を幸せにするパーソナルモビリティだ。(WHILL)

高機能でおしゃれな電動車いすWHILLは、外出を楽しく、快適にしてくれる。

24個の小さなタイヤを組み合わせたことで、360度の回転が可能になった

手元のコントローラーを進みたい方向に傾けるだけで、スムーズに動く

乗っていなくても、Bluetooth内蔵のスマートフォンからリモートコントロールができる

ロボットがもてなす世界初のホテル

世界で初めて、ロボットが宿泊客をおもてなしするホテルが生まれた。その名も、「変なホテル」。フロントで宿泊客を迎えるのは、人間の従業員ではなく人型ロボットだ。女性型のロボットはホテルの制服を身につけ、まばたきやアイコンタクトを行いながら、業務を務める。フロント業務のほかに、荷物を運ぶポーターやクロークなどの業務も、ロボットが行う。

また、先進技術の導入で、電力削減やゴミ削減が実現し、環境にもやさしい。技術の進化を見据え、将来はサービスの9割以上をロボットでまかなうことを目指しているという。ロボットがもたらす新しい快適さと楽しさは、世界のホテルの常識をくつがえすかもしれない。(ハウステンボス)

音声認識技術と会話エンジンを組み合わせた人型ロボット「アクトロイド」や恐竜など、ロボットらがフロント業務を務める

荷物を預けるクロークも、ロボットが務める