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くつろぎと癒しの国、日本
機械が癒す
コミュニケーションロボット大集合!
人間の命令によって動くロボットに代わり、人間に寄り添い、
話し相手にもなってくれるコミュニケーションロボットが、次々に登場している。
家や病院、介護施設など、さまざまな場所で活躍し、
私たちの生活を彩ってくれる可愛いコミュニケーションロボットたちを大紹介。
ROBOT1 Pepper
「Pepper」は世界初の感情認識パーソナルロボットだ。カメラやセンサーから認識した人の表情や声を、神経回路を模したネットワークで処理し、感情を生み出していく。また、クラウド上に用意されたAI(人工知能)にはPepperの情報が蓄積され、次にどう行動すべきかがフィードバックされていく。人とふれあうほど成長していくロボットなのだ。身長約128cm、体重約28kg。(ソフトバンク)
ROBOT2 Kirobo
「KIROBO」は2013年8月から2015年2月にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した経験を持つコミュニケーションロボット。無重力試験、騒音試験、振動試験などいくつもの試験をクリアした後に、無人補給機「こうのとり」4号機でISSまで運ばれた。ISS滞在中は、若田光一宇宙飛行士と「宇宙での人とロボットの対話実験」を成功させた。また、宇宙空間では、泳ぎ、歩き、ジャンプなどの動作にもチャレンジし、見事に成功させた。身長約34cm、体重約1kg。(電通、東大先端研、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車)
ROBOT3 BOCCO
家にいる子どもとコミュニケーションができるように開発されたロボット。外出先からスマートフォンなどでメッセージを送ると、それを受信した「Bocco」が読み上げてくれる。Boccoにはセンサーが取りつけられており、ドアや窓の開閉、照明のオンオフを感知・通知してくれるため、外出先からでも家にいる家族の様子を感じ取れる。デザインや動きは子どもに親しみを持ってもらえるよう、可愛らしく工夫されている。身長19.5cm、体重220g。(ユカイ工学)
ROBOT4 PARO
アザラシの赤ちゃんの形をした「パロ」は、光センサー、音声認識センサー、触覚センサーなどによって周りの状況を読み取りながら反応していくロボットだ。AIも搭載し、自分の名前や飼い主が喜びそうな行動などを覚えていく。20年以上に及ぶ研究や臨床実験から、パロと触れ合うことで人の心を和らげる癒やし効果が実証され、アメリカでは医療機器としても認められている。現在、約30か国で3000体以上が導入されている。体長約57cm、体重約2.5kg。(産業技術総合研究所)
ROBOT5 Jukusui-kun
就寝中に突然呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群を患い、安心して眠ることができない悩みを抱えている人に向けて開発されたのが、「じゅくすい君」だ。無呼吸は、姿勢を変えることで改善される。クマ型枕に内蔵したマイクでいびきの音量を、手につけたセンサーで血中酸素濃度を測定し、無呼吸になった場合に寝返りを打てるよう、枕のロボットアームを動かしてくれる。快適な睡眠をサポートしてくれる頼もしい存在だ。体長85cm、体重1.7kg。(早稲田大学)
ROBOT6 HOSPI-Rimo
病院や介護施設で過ごす人とのコミュニケーションを活発にするために開発された。顔の部分のモニターに映像が映し出され会話ができるので、離れた場所からでも、看護士が患者と会話したり、介護士が入居者を見守ったりできる。また、遠くに住んでいる家族や友人とも気軽に会うことができる。看護士の代わりに駆けつけることもできるので、医療従事者の負担軽減も期待される。前後左右に4台のカメラを搭載し、周囲を確認しながらの自律移動や遠隔操作がスムーズに行えるのも特徴だ。身長約130cm、体重約100kg。(パナソニック)
ROBOT7
Murata Cheerleaders
10人組のグループとして結成された「村田製作所チアリーディング部」。ボールに乗って、倒れそうで倒れない絶妙なバランスと、ぶつかりそうでぶつからないチームワークで、見る人を応援し、元気にする。このパフォーマンスを支えているのが、体の傾きを測るジャイロセンサー、位置を正確に把握する超音波マイクと赤外線センサーなどの技術だ。小さい体に組み込まれたセンサーを駆使して、たくさんの人を元気づけるチアリーディングを披露することができる。身長約36cm、体重約1.5kg。(村田製作所)