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八十八夜(はちじゅうはちや)

八十八夜(はちじゅうはちや)は文字(もじ)どおり「88の夜(よる)」を意味(いみ)し、日本(にほん)の旧暦(きゅうれき)で春(はる)の最初(さいしょ)の日(ひ)とされている立春(りっしゅん) から88日目(にちめ)の日(ひ)を指(さ)します。現在(げんざい)の暦(こよみ)では通常(つうじょう)、5月(がつ)2日(ふつか)頃(ごろ)になります。しかし、2024年(ねん)などの「うるう年(どし)」は5月(がつ)1日(ついたち)になります。

4月(がつ)には、昼間(ひるま)は暖(あたた)かくても、夜間(やかん)の気温(きおん)は非常(ひじょう)に下(さ)がることがよくあります。また、霜(しも)が降(お)りることも珍(めずら)しくありません。しかし不思議(ふしぎ)なことに、八十八夜(はちじゅうはちや)を過(す)ぎると、霜(しも)が降(お)りることはほとんどなくなり、稲作(いなさく)農家(のうか)は安心(あんしん)して苗代(なわしろ)のもみまきを行(おこな)えるようになります。このため、この日(ひ)は農家(のうか)にとって非常(ひじょう)に重要(じゅうよう)な日(ひ)であり、およそ3世紀(せいき)前(まえ)には暦(こよみ)に記(しる)されるようになりました。しかし現在(げんざい)は、丈夫(じょうぶ)な品種(ひんしゅ)の米(こめ)が開発(かいはつ)されたため、もう少(すこ)し早(はや)く稲(いね)を植(う)えることができるようになりました。


日本人(にほんじん)はヨーロッパや北(きた)アメリカで一般(いっぱん)的(てき)な紅茶(こうちゃ)のほかに、緑茶(りょくちゃ)をたくさん飲(の)みます。日本(にほん)のお茶(ちゃ)の栽培(さいばい)に関(かん)しても、八十八夜(はちじゅうはちや)は重要(じゅうよう)な日(ひ)です。1年(ねん)でお茶(ちゃ)の葉(は)を摘(つ)むのに最適(さいてき)な時期(じき)は、八十八夜(はちじゅうはちや)から始(はじ)まる2、3週間(しゅうかん)だからです。また、八十八夜(はちじゅうはちや)に摘(つ)まれた非常(ひじょう)に若(わか)い芽(め)や葉(は)は高品質(こうひんしつ)の緑茶(りょくちゃ)として非常(ひじょう)に高(たか)く評価(ひょうか)されていて、この日(ひ)にお茶(ちゃ)を飲(の)むと長生(ながい)きできると考(かんが)えられています。