山王祭
山王祭は東京都千代田区にある日枝神社で行われます。この神社の歴史は長く、江戸(現在の東京)に城を建てている間に幸運がもたらされることを祈って、1478年に立てられました。
祭りの見所は御輿の列です。この行列は、江戸時代(1603年から1868年)には江戸城を練り歩き、将軍が見物したため、東京で有名なもうひとつの有名な祭りである神田祭とともに、天下祭と呼ばれていました。
現在、この祭りではおよそ500人が宮中の衣装を着て練り歩きます。行列は東京のビジネス街の一角からスタートし、皇居までの約300メートルを歩き、途中、神職が道中の安全を祈ります。衣装を着た神官と参拝者によって、古代の宮中で使用されていた形状の天皇の乗り物(輿)やみこしが運ばれます。まるで、歴史絵巻のようです。神田祭が庶民のお祭りであるのに対し、山王祭は活気があると言うよりは、豪華な行列が特徴的な優雅な行事です。
山王祭の行列は1681年から1年おきに行われています。行列が行われない年でも、伝統的な踊りや歌を上演するために神社の境内に特別な舞台が作られます。伝統的なお祭りの食べ物や飲み物を販売する屋台もたくさん出ます。
祭りにはたくさんの人が集まり、神社の週辺は人であふれかえります。特に地元の子ども達は友達と遊んだり、食べ物や飲み物を買ったりできるお祭りを楽しみにしています。