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スポーツの日

10月の第2月曜日はスポーツの日です。これは、身体的活動を介して健全な精神と体を育てるための国民の祝日です。この日は、1964年の東京オリンピックを記念して制定されました。このオリンピックは、10月10日から24日まで行われました。その2年後の1966年に、この日は国民の祝日に指定されました。1999年まで、この祝日は10月10日でしたが、2000年から10月の第2月曜日に変更されました。

1964年のオリンピックは、なぜ夏のオリンピックとしてはかなり遅い10月に行われたのでしょうか。最大の理由は天候です。暖かい気候の国と寒い気候の国の両方から選手を招くのにちょうど良い時期である必要がありました。また、それまでにオリンピックを開催した他の都市と比べて、東京は非常に雨が多かったのです。夏は気温も湿度も高く、さらに春の天候は非常に不安定でした。秋の初めは台風シーズンの真っ最中であり、土砂降りになることもあります。

このため、東京オリンピックの組織は気象学者に、屋外スポーツのイベントを開催するのに最適な時期はいつであるか尋ね、答えが10月中旬でした。その頃までには、台風が来るのも止み、空は深く、澄み切った青色になります。この推奨に従って、組織は夏のオリンピックとしてめずらしいほど遅い日を選択しました。開会式は明るく、晴れ渡った空の下で始まり、組織の人たちはほっとしました。
スポーツの日は天候に恵まれることが多いため、たくさんのスポーツイベントがこの日に行われます。多数の小学校や中学校がこの日に運動会を行います。
たとえば、各地域の公園では、毎年たくさんの運動イベントが開催されます。訪問者は、コンピュータによる体力のチェックを受け、カウンセラーから健康上のヒントを受けることができます。多数の球技が催され、公園の広場では子ども達がトランポリンに挑戦したり、乗馬を体験したりすることができます。