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紅葉シーズン
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日本は北半球の温帯に位置し、モミジ、ツタ、ヤマウルシ(ウルシの一種)、ナナカマドなど、秋に葉が色づくさまざまな落葉樹の宝庫です。
秋が深まると、これらの葉は緑色から紅色や金色に変わります。これを紅葉と呼びます。古来より、日本人は秋の美しい色を見つけて、それらに関する多くの詩をうたってきました。
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紅葉は温度が摂氏10度(華氏50度)を下回ると始まり、霜が降りるたびにより美しく、明るく色づいていきます。研究によると、木々は平地で育った場合よりも山で育ったときのほうが秋により美しく色づきます。山のほうが、日差しをたくさん浴び、空気が冷たく、乾燥しているからです。最も美しく紅く色づくのはモミジです。一方、イチョウの葉は鮮やかな黄色に色づきます。
人々は深紅色と金色のじゅうたんに魅了され、秋の紅葉を見るために山に行く、モミジ狩りを楽しみます。お弁当や飲み物を用意して、美しく色づいた紅葉を楽しみます。
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日本人は、秋の葉をまるで花のように美しさを讃えて鑑賞するものとして考えています。国のあちこちに紅葉を楽しむ有名な場所が多数あります。特に、日光(栃木県)、箱根(神奈川県)、高尾(京都府)、嵐山(京都府)などが有名です。
日本の10月と11月は暑すぎることも、寒すぎることもありません。空は深い青色で、多くの家族が心地よい季節の中、美しい景色を見に行きます。秋の色づきを見るだけではなく、地方に行ってまつたけ(野生でしか育たない香りの強い種類のキノコ)採りを楽しみます。ブドウ、ミカン、梨などの果物を採ったり、芋を掘ったり、栗を拾ったりして楽しみます。
11月の下旬頃までには、木々の紅色や黄色の葉は落ち、冬の寒い風が吹き始めます。