博多どんたく
この色とりどりのお祭りは九州北部の福岡市で5月3日と4日に行われます。この祭りは平安時代(794年から1185年)に京都で広く行われていた民芸の祭り囃子から発展しました。地域の地主や主導者への新年の挨拶という形で、農民や町民によって行われていました。人々は幸運の3人の神様のように着飾り、音楽に合わせて行進します。この「神様」の後には子ども達が続き、言い立てと呼ばれる特殊な歌に合わせて踊ります。
博多どんたくは伝統的な祭り囃子がお祝い事に発展したものです。あらゆる階層の人々が同じ立場で会い、挨拶を交わせます。現在、「ゴールデンウィーク」の時期に催されるこの祭りを見るために、全国から見物客が集まってきます。これは、西日本でゴールデンウィーク中に最も人気のある観光地の1つです。
江戸時代(1603年から1868年)に、装飾的な山車と人形が飾られた舞台が追加されました。祭りの名称もこの頃採用されました。これはオランダ語のzondag(日曜日)、つまり「休日」を意味する語が由来になっていると考えられています。
毎年、5月の始めに、1.2キロにわたる大通りが「どんたくスクエア」に変わります。ここでパレードが行われます。約20,000人が2日間の祭りに参加します。伝統的な日本の楽器を使用するグループや、金管楽器に合わせて祭り囃子を行うグループなどもあります。
また、福岡市に特別に建てられた30の舞台に、数千人の踊り子、歌い手、およびその他の演技者が集まります。2日間の祭りは、見物人も参加できるどんたく踊りと賑やかな花火で幕を閉じます。
このお祭りには、毎年約200万人が訪れます。