成人の日
1月の第2月曜日は成人の日です。これは、新たに成人になった人が自立した社会人になることを祝う国民の祝日です。
日本で成人を祝う儀礼は記録にないほど昔から行われています。以前は、男子は15歳になると大人になると考えられ、女子は13歳ぐらいになると成人になったことを祝われていました。江戸時代(1603年から1868年)には、男子は前髪を剃り、女子は歯を黒く染めて大人になることを祝っていました。
1876年には法律で20歳から成人になると定められましたが、その後、2022年に成人年齢は18歳に引き下げられました。
成人の日には地方自治体によって成人となる人たち祝う式典が催されますが、多くの地域では成人が20歳であった頃の慣習を保ち、「二十歳の集い」として20歳となる人たちを祝っています。
最近では、男性は成人式にスーツを着ることが多くなりましたが、多くの女性は伝統的な振り袖を着ます。振り袖とは着物の一種で、袖が長く、華やかな装飾が施されていて、成人を迎えた人を祝う晴れ着とされています。