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餅つき

餅つきとは、蒸かした米をついて餅を作ることです。これは、新年を迎える準備として重要な伝統行事です。通常、年末の12月25日から28日に行われます。

餅を作るのは簡単です、粘りのある特別な品種のお米を一晩水に浸し、蒸してから、木または石で作られた臼と呼ばれる大きい器にいれます。ハンマーのような形状の重い杵を使用して、お米がペースト状になるまでつきます。餅を作るときには多くの場合、一人が杵で餅をつき、もう一人が(餅が手に付かないように、手をぬらしながら)臼の中のお米を移動して均等につかれるようにします。つき終わったら、小さい固まりに成形します。
餅が完成したら、お供え物として一部を取っておきます。装飾的な鏡餅は、2つの平らな丸い餅を、少し大きい方の餅を下にして上下に重ねたもので、新年の神様が座る場所とされています。室温でも餅はかなり長い時間保存できます。

新年が明けると、家で作った餅を食べます。火で焼いて醤油をつけて食べたり、雑煮と呼ばれるスープの中に入れて食べたりします。日本人は昔からすべての物質には魂が宿っていると信じています。このため、お米の魂を象徴している餅を食べることで、お米の神様の強さを得たいと願っていました。
しかし、近代化によって、餅つきの伝統はかなり失われてきています。一部の農家では今でも自分たちで餅をつきますが、都市に住んでいる人のほとんどが専門店に餅を注文したり、工場で作られた餅をスーパーマーケットで購入したりしています。