全国高等学校野球選手権大会
全国高等学校野球選手権大会は、1915年から続く高校野球の全国大会です。8月中旬から終わりにかけて、日本では一番暑い時期に開催されます。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催されるので、「甲子園」とも呼ばれています。甲子園は全国の球児たちが憧れる大会です。甲子園に出場したい中学生は、甲子園で実績を残している高校に入るため、日々練習を積み重ねます。
甲子園には各高校の野球チームが出場し、トーナメント方式で勝ち抜き戦をします。甲子園に出場するチームは各都道府県の地方大会で決められ、49校がその都道府県の代表として甲子園に出場します。(日本には47の都道府県がありますが、東京都と北海道からはそれぞれ2つのチームが出場します。)
甲子園には各校の吹奏楽部の学生などが応援にかけつけます。選手や会場を盛り上げる演奏や声援も甲子園の目玉になっています。金管楽器の演奏や声援が鳴り響く夏の暑さの中で、高校生たちが熱戦を繰り広げる姿は人々の胸を打ちます。長い歴史も相まって、老若男女問わずファンの多い大会です。
2018年の大会では、大会総入場者数が100万人を突破しました。大会の様子はテレビ中継され、連日試合の結果がニュースで報道されます。トーナメントを勝ち抜いた優勝校には「深紅の大優勝旗」が授与されます。