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門の前で合掌礼。
全員で心構えを唱和します。
先生を中心に話し合いに熱が入ります。
気の合う仲間と楽しいひとときを過ごします。
午前8時を過ぎると、通学生は制服姿、寮生は道衣やジャージ姿で登校し始めます。大きな正門をくぐる前には、荷物を一旦置き、合掌礼。その瞬間、表情もきりっと引き締まりました。
※合掌礼=両肘を横に張って、両手の平を密着させます。各指は張った形で、しっかりのばします
毎朝8時30分から15分間、本堂で高等部・専門部の学生と先生が一緒になって鎮魂行(ちんこんぎょう)が執り行われています。どんなに寒い日でも、皆、道衣着用で裸足。全員で教えを唱え、座禅を組みます。緊張感が漂う中、自分を省みることのできる、貴重な時間を過ごします。
授業は各45分、1限から6限まであります。合掌礼で授業が始まります。1年生の4限目は、ユニークな授業で知られる山崎博通校長先生の「人間学」。「人間本来の使命とは何だろうか?」という問いに、その答えを見つけるため生徒たちは3~2人1組で真剣に話し合っていました。
12時35分からは待ちに待った昼食です。授業が終わったら大急ぎで大食堂へ。この日の昼定食は、ごはん、魚のケチャップソース、胡麻和え、ひじき煮、すまし汁。この日はさらに、大きな豚まんとチョコレートが付いていました。食事前には「食事の作法」を唱えて、「いただきま~す」。「一番好きなメニューはカレー」と、数人の男子生徒が話してくれました。
念入りに掃除機をかけます。
家から何が届いたのでしょう?開けるのが楽しみです。
午後の授業は14時55分に終了。その後は、作務(さむ)という掃除の時間になります。「裸足で歩ける学校」を目指しているだけあって、隅々まで丁寧に掃除機をかけたり、磨いたりしていました。
ホームルームの後は補習です。試験前ということもあり、各教室で自主勉強する生徒の姿が見られました。また3階の道場では、翌日の少林寺拳法の昇級試験のために、1年生6人が先生と実技の再確認を行っていました。
生徒たちは、17時ごろから帰っていきます。寮生の中には、学校に届いた実家からの荷物を嬉しそうに抱えて帰る人もいました。そして、正門を出るときも登校時と同じように、必ず合掌礼をします。
分からないところは先生に質問します。
目前の昇級試験に向けて気合いが入ります。