Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 子どもクラブ > 禅林学園高等部 > 香川県と多度津の紹介
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋(南北備讃瀬戸大橋)(写真提供 四国観光立県推進協議会)
瀬戸大橋で本州・岡山県とつながっている香川県が位置するのは、瀬戸内海に面した四国の東北部。小豆島などのいくつかの島を有し、南部には讃岐山脈、北部には讃岐平野と、美しい自然に恵まれています。面積1876平方kmの日本で最も小さな県で、東と南に徳島県、そして西に愛媛県が隣接しています。
金刀比羅宮(御本宮) (写真提供:四国観光立県推進協議会)
香川県といえば、“讃岐のこんぴらさん”の名前で親しまれている海の神様、金刀比羅宮(ことひらぐう)が有名。御本宮までの785段の長い石段は圧巻です。昔も今も全国からの参拝者で賑わっていますが、特に毎年10月に行われる「例大祭」では勇壮な神輿行列が繰り広げられ、その様子を一目見ようと多くの人が足を運んでいます(所在地=琴平町)。
香川名物「讃岐うどん」。(写真提供:高松市)
また、香川県を訪れたならばぜひ味わいたいのが讃岐うどん。手打ちならではのコシの強い麺で喉ごしも滑らか、全国あちこちにお店はありますが、地元ならではのこだわりの味が堪能できるはずです。
香川県の県庁所在地、高松から電車で約30分、多度津町は香川県の中部に位置します。港町として栄えるとともに、明治時代には四国最初の鉄道が開通したこともあり、四国の交通の要として発展していきました。今でも格子戸の情緒ある家並みを目にすることのできる、静かで落ち着いた町です。
そんな多度津町の見所のひとつが、四国霊場八十八カ所第77番札所の「道隆寺」。山門をくぐると本堂に向かって観音像がずらりと並んでいます。眼病にご利益のあるお寺としても知られています。
※四国霊場八十八カ所巡り=四国八十八カ所札所は、約1200年前、弘法大師が人々から厄難を除くために修行を行った場所だといわれています。人間には88の煩悩があり、八十八カ所の霊場を巡ることで、煩悩が消え、願いごとが叶うとされ、参拝・巡礼をする人が後を絶ちません