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朝は合掌礼から始まります。
全員で心構えを唱和します。
打棒を持った人が姿勢の確認をするため座禅を組んでいる生徒の間を巡回します。
鎮魂行は、自分自身の行いを振り返るとともに、少林寺拳法の教えを実践することをあらためて意識するためのものです。気合を入れ、大きな声を出し、座禅を組み黙想することで、心と体のバランスをとり、さらに向上心、集中力、忍耐力などを養っていきます。
毎朝8時20分を過ぎると、生徒、先生たちが道衣を着て次々本堂に集まってきます。来た人から決められた場所に並び、入ってくる人に向かって元気に「おはようございます」と声をかけます。教頭先生、校長先生が揃ったら、本堂正面に向き、鎮魂行が始まりました。
ドンドンという太鼓の音が、静まり返った本堂に響き渡ります。武道学科の学生一人が壇上に上がり合掌礼。続いて、少林寺拳法の教え、拳士としての心構えが述べられている「聖句」、「誓願」、「礼拝詞」、「道訓」を、皆で大きな声で唱和していきます。これらの言葉、かなり長いものですが、誰もがきちんと覚えているというのは驚きです。
そして今度は、座禅を組み黙想の時間。武道学科の学生2人が長い棒を持ち、姿勢の悪い生徒を正していきます。しばらくの静粛の後、打棒で気合いを入れ起立します。最後に「信条」を皆で読み上げ、合掌礼を行い、鎮魂行は終了しました。この毎朝の積み重ねが、生徒たちの心身の成長に大きく役立っているのです。