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掛物
花入
茶会には祝ごとの茶会や各季節の行事などそれぞれのテーマがあり、演出のために特別の道具が用意されます。
炉にかけられた釜
水指
茶入
茶碗
茶杓
まず茶席には「掛物」、「花入」と季節の花が飾られています。そして茶を点てるために、「釜」、「水指」(みずさし)、「茶入」(ちゃいれ)、「茶碗」、「茶杓」(ちゃしゃく)などの道具を使います。
茶席では、どのような道具をどう組み合わせるかが大切なポイントです。亭主は茶会の度ごとに、その茶会のテーマを表現するために道具を選び、客は亭主からその道具の歴史を聞いたり、道具を拝見して楽しむことができます。道具は新しい物、古い物を問わず季節や趣向、客に応じて組み合わせたり、「見立て」という表現方法で、例えば水指にステンレスポット、菓子にチョコレートを取り合わせたりするなど、茶道とは縁のない物を取り入れることもあります。
また武者小路千家では利休の時代から伝わる古い道具をたくさん保存していると宗屋さんは言います。「400年前、利休が使っていたものと同じ道具を今も同じように使うんです。その瞬間、400年前の歴史上の人と自分を同一化できる。美術館で古い茶道具を見るのではなく、肌で感じることができるんですね。それはお茶をやっているからこそ感じられる喜びなんです」