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子どもクラブ

十日町小学校


校内の雪対策

 十日町小学校には、雪の多い冬場を快適に過ごすための工夫がたくさん施されています。生徒会を運営する4人の生徒たちが校内を案内しながら、その一つ一つを紹介してくれました。

樹木を守る「冬囲い」

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 冬になると、学校周辺の主だった樹木は幅数センチの板ですっかり覆われます。これは「冬囲い」といい、雪の重さで枝が折れるのを防ぐ役割があります。

体育館の屋根は雪下ろし不要!

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 屋根に数メートルの雪が積もると、重みで建物が壊れることがあります。そこで体育館の屋根には独特の丸みを持たせ、雪が自然に落下するよう工夫されています。

体に積もった雪を落とす「雪払いほおき」

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 校舎玄関脇には長さ15センチほどの小さな「雪払いほうき」がいくつもぶら下げてあります。登校時に頭、背中、肩などに雪が積もるので、室内にはいる前に、このほうきで雪をはたき落とします。

窓ガラスを守る板

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 11月下旬になると、学校の体育館側1階の窓には横板を取り付けます。すると高く積もった雪が崩れてきても窓ガラスが割れるようなことはありません。

水道の凍結防止作戦

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 校内の水道が凍ると水が出なくなったり、水道管が破裂してしまいます。そこで冬場は手洗い所の蛇口の水を必ず1カ所ずつ、箸1本分くらいの太さの水量で出しっぱなしにし、凍結を防ぐ決まりです。

どんな靴でも収まる靴箱

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 冬の間、子どもたちはゴム長靴を履いて登校します。丈の長い靴が収まるよう、靴箱も縦長サイズになっています。

濡れた服はどこで乾かす?

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 校内には特別な乾燥室がないので、雪で濡れたコートやスキーウエアは廊下に用意したハンガースタンドにぶら下げます。

フード、手袋は必需品

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 降り積もる雪に対抗するため、子どもたちの服装はフード付きコート、スキーウエアなどの重装備。もちろん長靴、手袋も必需品です。

消雪パイプで雪を消す

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 玄関前に渡されたパイプには小さな穴が空いていて、常に水が出るような工夫がされています。すると自然に雪が解け、除雪する必要がありません。