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子どもクラブ

和太鼓


稽古の様子

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部屋中が太鼓の音で振動するほどです。

 「下館若囃太鼓会」の稽古は、毎週木曜と土曜の夜7時から9時まで行われています。稽古場は会長・笹光雄さんの自宅の一角。太鼓が所狭しと置かれた15畳ほどの部屋には壁一面に畳とベニヤ板が張りめぐらされ、大きな太鼓の音が外に漏れないように工夫されています。


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練習を楽しみにやってくる子供たち。


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まずは笛の練習から。

 稽古の開始時間になると、男の子たちがお母さんの運転する車に送られて、次々と稽古場へやってきます。この日、集まったのは小学2年生から5年生までの8人。またかつてのメンバーで今は社会人の石井恵治さんが手伝いにやってきました。


 稽古はまず挨拶から始まります。次に手首や足のストレッチを10分ほど行い、体が温まったところで、お囃子には欠かせないパートである横笛の練習を開始。「うちで練習してきたよ」とちょっと得意気な菅原大輝くん。約10分ほど、賑やかな音色を響かせながら全員が一斉に笛を吹き、その後、いよいよ太鼓の稽古に入ります。


 子どもたちはそれぞれにばちをにぎり、大太鼓、中太鼓、小太鼓の中から自分の練習したい太鼓の前へ進みます。石井さんの吹く笛の音で始まった今日の1曲目は「若三切(わかさんぎり)」。全員が勢いよく太鼓を打ち鳴らすと、稽古場の壁が震えるほどの大迫力。子どもたちの様子を見ながら「手をよく伸ばして、ばちを振り下ろせ」と指導する笹会長の大声もよく聞こえないほどです。


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鏡を見ながら姿勢などをチェックします。

「次は祇園囃子をやりたい!」
「今度は小太鼓をたたきたいよ」


など、子どもたちのリクエストで稽古は休む間もなく続きます。「太鼓が大好き」という子どもたちの気持ちが、稽古場いっぱいに充満していました。