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盆踊り(下館市)
毎年7月最終木曜日から日曜日までの4日間、下館市は街中が「下館祇園まつり」にわきかえります。その由来は古く、1471年に当時の下館領主・水谷勝氏(みずのやかつうじ)がすすめた羽黒神社の祭礼として始まりました。19世紀の終わり頃から、盛大にみこしを担ぐまつりへと発展し、それが今日まで続いているのです。
下館祇園まつりの自慢はなんといっても、手の込んだ装飾が美しい、壮大なみこしの数々です。1895年に作られた重さ1トンの「大御輿(おおみこし)」、女性たちのための「姫御輿(ひめみこし)」、1992年、新しく作られた「大御輿」は重さ2トンもあり、実際に人が担ぐみこしとしては日本一の大きさだと言われています。
川渡御(下館市)
祭りの最後の儀式です。(下館市)
まつりが始まると、2台の「大御輿」と「姫御輿」、30数台以上の「子ども御輿」がいっせいに街中を練り歩き、メインストリートは多くの見物客で身動きが出来ないほどです。
最終日の早朝5時、近くを流れる勤行川に「大御輿」がおろされ、世俗のけがれや悪霊を水に流す儀式「川渡御(かわとぎょ)」が行われ、まつりはクライマックスを迎えます。最後に街の守護神、羽黒神社へ御輿が戻り、朝8時頃にまつりは終わります。