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和太鼓


下館の紹介

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下館自慢の御輿

 東京から電車に乗って約2時間。茨城県下館市を訪れると、のどかな田園風景が広がっています。市内を南北に横切る形で鬼怒川(きぬがわ)、勤行川(ごぎょうがわ)、小貝川(こかいがわ)、大谷川(おおやがわ)という4つの河が流れ、その間に田畑が点在。この穏やかな街並みに暮らす人たちは約6万4000人ほどです。


 下館市は北関東随一の穀倉地帯とよばれ、コシヒカリなどの米の産地です。また野菜、果物も豊富に取れるので、首都圏の台所のような存在です。


 この街の歴史は古く、鎌倉時代(12世紀~14世紀)にこの地を治めた伊佐氏の城跡が残っています。15世紀頃には戦国大名・水谷(みずのや)氏の城下町として栄えました。産業、交通の要所として地域の経済も豊かで、当時の日本の政治・行政の中心だった江戸(今の東京)から多くの芸術家がこの地を訪れて作品を残しています。まつりも盛んで、下館最大の「祇園まつり」の他、勤行川に無数の灯籠を流す「灯籠流し」(8月第1土曜)、鬼怒川河畔で行われる「花火大会」(8月第1日曜)など、夏は華やかな行事が目白押しです。


 茶道には「一期一会」という言葉があります。文字通りには、一生に一度の出会いを意味しますが、茶道では人との出会いを一生に一度のものと思い、相手に対し最善を尽くしながらお茶を点てることを意味します。茶道には決まった形の到達点はなく、その時ごとに関わる人間や物によってすべてが変わります。