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全校生徒がそろってランチルームで給食
割れにくいよう工夫された陶食器
昼休みの楽しみはなんといっても給食。ランチスペースがあるので、生徒も先生もここに集まって全員で食べます。学年ごとに食べる週と、1年生から6年生までの10数人が1つのグループになったたてわり班で食べる週とがあります。
この日のメニューは松たけご飯とおひたし、魚の煮付け、すまし汁、牛乳でした。主食はご飯ものが多く、たまにパンやめん類が出ます。学校給食では金属の食器を使うことが多いですが、瀬戸物の町らしく、ここで使う食器はすべて地元製の陶器です。スプーンやフォークでなく、はしで食べます。また、配分よく料理を取り分ける練習のために、年に数回バイキング給食もあります。そのほかに外国のメニューを体験する「世界料理」、父兄が考えた「応募こんだて」というメニューも加わります。
長い休みの前後や特別の行事がある時などは給食はないので、家からお弁当を持ってきます。まだ学校になれていない1年生だけは教室で先生と一緒に食べますが、2年生以上はテラスや運動場など自由なところで食べることができます。お弁当の日はピクニック気分を楽しむことができるというわけです。
校内のそうじは生徒の分担制
昼休みには校内番組が放送されます。その日に起こった重大事件、なぞなぞ、天気予報などを紹介するものですが、給食時間の楽しみの一つになっています。その日のニュースだけは午前中先生にインターネットから探しておいてもらいますが、流す音楽のリクエスト受け付け、情報集め、アナウンサー、機械の操作などすべて生徒で担当します。給食の後は20分のそうじ時間があり、机を寄せ、そうじきをかけて、自分たちが使う教室は自分たちで美しくしておきます。そのほかに、校庭もトイレも、校内はすべて生徒が掃除します。全校生徒の人数が少ないぶん、一人あたりが担当する役割は多いかもしれません。
永井沙織さん
永井沙織さん
(放送委員・4年生)
10人いる放送委員の一人として永井さんは毎週木曜日の昼休みに放送を流しています。「みんなより遅れて給食を食べ始めることになるけど、気にならないよ」。