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子どもクラブ

品野台小学校


はざづくり

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刈りとった稲を干すための「はざ」づくり

 5年生は1年をかけて学校田で本格的な米づくりを学びます。春は土おこし、田植えをして、秋には稲を刈って「はざ」をつくります。「はざ」は田んぼに立てた木の棒に、刈り取った稲を並べて干すものです。よく乾燥させたあとで脱こくするとお米に変わります。すべての手順は地域講師の太田鉄夫さんに教えてもらいます。皆で刈り取ったお米はお餅に加工して食べますが、全校生徒が食べても余るほどたくさんできあがるそうです。


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太田鉄夫さん

太田鉄夫さん(地域講師・74歳)

 太田さんは自分の子どもが小学校に通っている頃から、地域の先生として米づくりを指導してきました。先生たちには転勤がありますが太田さんは移動しないので、だれよりも品野台小学校のことを知っています。「品野台の生徒が米づくりを学ぶために田んぼを貸したことがきっかけでした。30年も続けていると、中には初めのころの生徒の子どもを教えることもありますよ」。


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長江翼くん

長江翼くん(5年生)

 カマを持つ手がひときわ堂々とした長江くん。それもそのはず、長江くんは小さい頃から家でも稲刈りの手伝いをしてきたのだとか。「2年前から家の田んぼを畑に変えたので、もう稲刈りができなくなって残念。家の田んぼにはマムシが出ることもあるけど、学校田には出ないから楽」と余裕がありました。