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子どもクラブ

品野台小学校


陶食器づくり

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陶食器づくりは教頭先生から教わります


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全国でも珍しい本格的な「登りがま」

 陶食器作りは6年間を通じて取り組みます。2年生はお皿を作りました。丸、四角、だ円などの木の型から好きなものを選んで、平たく伸ばしたねんどを型の上にのせます。型をはずして形を整えた後は、2週間ほど自然乾燥させてから、よう業室のオーブンで素焼きをします。その後、絵つけをして、うわぐすりをかけます。


 学校の自慢は市内の学校には一つしかない登りがま。斜面に作られるこの種類のかまは横に階段があるので登りがまと呼ばれます。11月にはこのかまで本焼きをしますが、かまの中に余分な空間があるとうまく焼き上がりません。全校生徒の食器を入れてもまだすきまが埋まらないので、先生や父兄、さらには地域のお年寄りの作品も一緒に入れます。かまの中の温度は1,200度前後に保たないといけませんから、教頭先生がひと晩じゅうかまの火を見守ります。こうやって約半年をかけてやっと1枚自分の食器ができるわけです。


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稲垣冴子さん

稲垣冴子さん(2年生)

 お父さんにプレゼントする予定のコップとはしおきを作っていた稲垣さん。「得意な科目は図工と生活科かな」。いっしょうけんめい何度も形をつくり変えました。