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きびしいけれども楽しい、先生の授業
小浜小学校の教室には2つの特ちょうがあります。まず1つめは、窓から見える雄大な景色です。鹿児島湾の青い海と活火山・桜島が一望に見わたせて、まるで1枚の絵画のような美しさです。
そしてもう1つの特ちょうは教室の前と後ろのかべに、黒板が1つずつあることです。小浜小学校の3、4年生と5、6年生はそれぞれ複式学級で学んでいて、そのための専用設備なのです。複式学級とは、児童の数が少ないため、2学年が1人の先生の元、一緒の教室で勉強することです。
さっそく3、4年の教室に入ってみましょう。3年生6人は教室の前の黒板に向かい、4年生8人は後ろの黒板に向かって座っています。3、4年生担任の大窪(おおくぼ)先生が、まず4年生に教科書を読むよう指導してから、背中合わせに座る3年生の方へもどって、漢字の書き方について説明します。1時限45分間の授業中、先生はひとりで前へ行ったり、後ろへ行ったりと大いそがし。このように、先生が別の学年を教えている間、子ども達が各自で課題に取り組んでいます。
配ぜんは自分たちで
教室でみんなと食べる給食はおいしい
午前中の授業が終わり、12時25分からはお楽しみの給食です。時間に合わせて人数分の食事が地区の給食センターから配送され、学年ごとの給食当番がそれぞれの教室に食事を運んでいます。
今日のメニューは牛肉と高菜のどんぶり、さつま汁、梨、牛乳。さつま汁や地元名産の紫サツマイモが入ったパンなど、鹿児島の郷土料理が給食の中にも取り入れられています。
「カレーが一番すき。きらいなものはないよ」
と言うのは1年生のたく君。人気メニューはやはり、定番のカレー、スパゲティ、ハンバーグです。
放送室ではお昼の番組が始まります。子ども達からのリクエスト曲を放送委員が流し、わいわいがやがやと楽しい雰囲気の中、40分の食事時間があっというまに終わってしまいます。
ライン鬼で遊ぶみんなは暑さなんてへっちゃら
全校児童37人の小浜小学校らしい遊びがあります。それは全校遊び。毎月2回、給食のあとの約1時間の休けい時間に、全員が校庭にでて一緒に遊ぶのです。
今日の全校遊びはライン鬼です。校庭中に引かれた白いラインの上を子ども達が走り回り、赤い帽子をかぶった鬼が白帽子の子を追いかけてタッチする遊びで、順番に鬼役になっていきます。
「全校遊びはみんなで遊べるから好き」
と言うのは4年生のほなつさん。ライン鬼のほか、ドッジボール、缶けりなども人気の遊びです。
上級生と下級生が助け合ってそうじします
午後1時50分から15分間は清そうの時間。各学年が5つのグループに分かれて、子ども達が学校中を毎日きれいにそうじしているのです。
時間になると、当番の子ども達がほうきを持って、ろう下、階段、教室など学校のあちこちをはいていきます。トイレそうじの当番になった子ども達は、床にホースで水をまいた後、デッキブラシでみがきます。6年生が中心になって、下級生と一緒に清そう活動に取り組んでいます。