Web Japan > Kids Web Japan > 日本語 > 子どもクラブ > 日本舞踊 > 日本舞踊の歴史
日本の舞踊の歴史をさかのぼると、古くは平安時代(794-1192)から皇室に伝わる「雅楽」があります。古来より日本にあった歌と舞に、中国・朝鮮から伝わってきた仏教芸術が混じり合い、独自の音楽、歌、舞踊が生まれました。現在でも宮中の行事の際などに演じられています。
12世紀になると「白拍子」という歌舞が生まれ、男装した女性が当時の流行歌などを歌いながら笛や鼓などで踊りました。
14世紀になると、物語を語りながら舞をまう仮面劇「能」が完成。17世紀には「出雲の阿国」という女性が芸能一座を作り、京都でかぶき踊りを舞って、一般大衆の人気を博します。そこから「歌舞伎」という演劇が誕生し、江戸時代(1603-1868)には歌舞伎の劇中で演じられる舞踊が発達しました。
近現代になると、欧米から伝わったバレエ、オペラなどにも影響を受けながら、歌舞伎舞踊の枠から離れた創作活動が盛んになり、現代も様々な新作「日本舞踊」が創られています。