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子どもクラブ

神楽


舞台での様子

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烏帽子をかぶり扇子と御幣を持った主役


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幕が開いて悪者登場

 本郷子ども神楽団は2つの出し物を持っています。「塵倫(じんりん)」と「入鹿退治(いるかたいじ)」。「塵倫」は頭が八つに分かれ黒い雲に乗って空をかけめぐる悪者、塵倫が天皇に退治される話。もう一方の「入鹿退治」は7世紀に日本で起こった「大化の改新」という実在の事件を元にしたものです。国を自分のものにしようとする蘇我入鹿(そがのいるか)を、天皇の息子と家来が退治し、新しい国の政治を始めたお話です。本番では舞い方に6人、はやし方に9人がつきます。


 神楽は昔ながらの踊り方をする「旧舞(きゅうまい)」と、現代的な振り付けの「新舞(しんまい)」とに分類できますが、芸北神楽は旧舞なので、面をつける出しものが多く、化粧をすることはありません。悪役の入鹿は鬼の面をかぶり、手下役も怖そうな「がっそう」をかぶっての登場です。退治する側の藤原鎌足(ふじわらのかまたり)と中大兄皇子(なかのおおえのおおじ)役の二人は烏帽子(えぼし)にはちまき、手には扇子(せんす)と御幣(ごへい)を持った勇ましい姿です。主役の二人と悪者たちは大きな刀で立ち回りをくり広げます。


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「がっそう」をかぶった悪者役


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楽袴をはいて鉦(かね)を鳴らすはやし方

 団が持っている子ども専用の衣装は陣羽織(じんばおり)2着、肩切り2着、袴(はかま)4着、下着4着、はやし方のための楽袴(がくばかま)が10着だけなので、そのほかに必要なものはすべて大人の団から借りています。昔の人は小柄だったので、すこし直せば、大人用の衣装でもなんとか着られるようです。ちなみに、子ども専用の衣装は4kg、大人の衣装は8kgにもなります。元気いっぱいの子どもたちだからこそ、この重さに耐えられるのかもしれません。


 団員の数に比べて衣装や楽器の数が足りないため、順番にいろいろな役をやりますが、それでも役が足りない時は、幕引きや音響設備の操作も子どもたちが担当します。裏方を経験することも神楽の芸の一部なのです。